北九州市長がインド・テランガナ州を訪問し、交流を深める

北九州市長がインド・テランガナ州を初訪問

北九州市の武内市長は、インド・テランガナ州を初めて訪れることとなりました。この訪問は、本年4月にテランガナ州のレディ首相が北九州市を訪問し、武内市長に対して直接、テランガナ州への訪問および州設立記念式典への招待状を渡したことがきっかけとなりました。さらに、最近では在福岡インド総領事からも正式な訪問要請があり、今回の訪問が実現しました。

訪問のスケジュールは、令和7年6月1日（日）から6月2日（月）で、武内市長はテランガナ州政府を訪れるほか、インド最大級のインキュベーション施設「T-ハブ」にも足を運ぶ予定です。訪問の主な目的としては、テランガナ州設立記念式典への出席があり、6月2日はテランガナ州がインド29番目の州として誕生した日として多くのイベントが行われる日です。

テランガナ州設立記念式典

武内市長は州の来賓として招待され、ここでゲストスピーチを行います。この式典は、州全体でパレードや州旗掲揚などの様々な行事が実施される盛大なイベントで、北九州市にとっても重要な交流の場となるでしょう。

両都市のさらなる連携を目指して

今回の訪問では、テランガナ州政府関係者との協議や、環境、経済、人材、学術分野における都市間交流について話し合いがなされる予定です。また、経済界との対話を通じて、北九州市がインドの活力を呼び込む「トップセールス」を行うことも大きな目的となっています。これにより、両都市の経済的な連携がより一層深まることが期待されています。

テランガナ州の概要

テランガナ州は、州都をハイデラバードに置き、2021年の推計によると人口は約3773万人。面積は約11.2万㎢と広大な地域を有します。主要産業としてはIT、製薬、繊維、鉱物が挙げられ、特にIT分野ではインド有数の都市として知られています。

経緯と背景

テランガナ州との関係は、令和7年4月20日にレディ首相とのトップ会談が行われたことから強化されており、その後も5月19日には在福岡インド総領事との面会を通じて交流を深めてきました。このような経緯から、両都市の関係性は今後ますます密になり、互恵的な関係が築かれることが期待されています。

北九州市とテランガナ州の交流は、文化や経済の両面で新たな可能性を切り開く重要な一歩となることでしょう。市長の訪問を通じ、この二つの都市がさらなる発展を遂げていくことに目が離せません。