海洋サステナビリティフェス
2022-03-16 18:11:58

日本とノルウェーが共催する海洋サステナビリティフェスについて

日本とノルウェーの海洋サステナビリティフェスティバル



ノルウェーと日本、二つの海洋国家は長い歴史を持ち、お互いに価値観を共有しています。特に、国連の持続可能な開発目標(SDGs)において、「海の生活を大切にしよう」というSDG14は両国にとって重要な課題となっています。これを受け、「Norway-Japan Sustainable Ocean Fest 2022」が開催される運びとなりました。

このイベントは、2012年から江の島で毎年開催されている「ノルウェーフレンドシップヨットレース」に関連して行われます。このレースは、1964年の東京五輪の際にハーラル皇太子(当時)の参加がきっかけとなり、国王夫妻の来日に際して創設された友好イベントであり、今年は20周年を迎えます。この特別な節目を祝し、海洋問題への関心を高めることを目的としています。

現在、海洋環境は危機的な状況にあるため、日本、ノルウェー、パラオをはじめとする海洋国家のリーダーたちは、持続可能な海洋経済に向けて協力して解決策を模索しています。これに伴い、ノルウェーと日本のパートナーが協力し、江の島で行われるこのフェスティバルでは、セミナー、科学交流、商業イベントなど多様なプログラムを通じて意識を高め、理解を深める取り組みが予定されています。

また、海はすべての人々にとって重要な資源であり、未来の世代のために守られるべきものです。「70-80-90の法則」はその意味を端的に表しています。海は地球表面の70%を覆い、80%の人が海の近くに住んでおり、国際貿易の90%が海で行われています。しかし、私たちの海に対する理解はまだ不十分です。ノルウェーと日本は、サステナブルな資源開発や海環境の保護に向けた新たな技術を探求し、持続可能な社会の実現を目指しています。

さらに、2021年から2030年にかけては国連の「海洋科学の10年」が宣言され、この取り組みの一環としてノルウェーの大型船「スターツロード・レムクル号」が世界一周の航海に挑戦しています。この船は、海洋の状況を調査するために横浜にも寄港予定です。このような活動を通じて、海の重要性について考える機会を提供しています。このイベントは、その道標ともなるため、江の島で開催されることが意義深いものです。主賓として参加するパラオのプログラムも、国際的な連携の象徴となります。

今後、ノルウェーと日本の研究機関やビジネス、地域団体、政策立案者に対して、イベントへの協力を呼びかけ、行動を促していく予定です。

イベントの詳細


  • - タイトル: Norway-Japan Sustainable Ocean Fest 2022
  • - 開催日: 2022年4月22日(金)~4月24日(日)
  • - 会場: 江の島ヨットハーバー

プログラム内容:


  • - 4月22日(金): 企業・研究者向けシンポジウム
  • - 4月23日(土): サステナビリティ・サミット、青少年向けワークショップ
  • - 4月24日(日): ノルウェーフレンドシップヨットレース表彰式

主催者・共催団体


このイベントは、Norway-Japan Sustainable Ocean Fest 2022実行委員会が主催し、江の島ヨットクラブ、駐日ノルウェー大使館など多くの団体が協力しています。

海を守る活動は、私たち一人一人の意識から始まります。多くの人々がこの取り組みに参加し、未来の世代のために持続可能な海の未来を築くことが求められています。

会社情報

会社名
ノルウェー大使館
住所
東京都港区南麻布5-12-2
電話番号
03-6408-8100

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