認知症対策の連携
2021-06-24 11:00:06
SOMPOひまわり生命とファミトラが認知症対策の連携開始
認知症とその影響
近年、日本は高齢化が進展し、認知症は国民病とされています。認知症は本人の意思能力を奪い、資産管理や契約行為に多大な影響を及ぼします。推計によれば、日本には1000万人以上の認知症患者がいるとされ、今後もその数は増え続ける見込みです。そこで、認知症に備える手段として注目されているのが「家族信託」です。これは、認知症の発症後も本人の意向に基づいた資産管理が可能になる制度です。
SOMPOひまわり生命とファミトラの提携
そんな中、SOMPOひまわり生命は、家族信託を通じて認知症に対する新しい対策を提供すべく、ファミトラと業務提携を行うことを発表しました。SOMPOひまわり生命は、最高品質のサービスをの理念のもと、顧客に認知症対策として家族信託を含む商品を提供していく方針です。ファミトラは、デジタル技術を駆使して家族信託の低価格化を実現し、個人のお客様にこの制度を普及させる役割を果たしています。
この提携により、両社は認知症に関連する社会課題の解決に向けた協力を強化し、家族信託制度の認知を広めていくことを目指します。具体的な取り組みとして、SOMPOひまわり生命の社員に対する家族信託サービスの研修が行われ、今後は保険代理店を通じて、顧客に家族信託制度を紹介していく予定です。このようにして、認知症発症時の資産凍結を防ぐ手段として、家族信託の理解が深まることが期待されています。
資産凍結を防ぐ社会的意義
安定した資産管理は、認知症患者の生活の質を向上させるだけでなく、家族や社会全体にも大きな影響を与えます。自宅などの不動産を含む認知症者の資産は、数千万円に達することもあり、その凍結を事前に避けるための手段は極めて重要です。家族信託は、資産が凍結されるリスクを未然に防ぎ、円滑な資産管理を可能にします。
両社の今後の展望
SOMPOひまわり生命とファミトラは、今後も協力し合いながら、健康で豊かな社会の実現に向けたサービスを提供していく考えです。家族信託制度の普及に努めることで、個人資産の凍結防止などの社会課題に対する解決策を提示し、より多くの人々に認知症問題の解決をもたらすことが期待されます。
この連携は、認知症や介護に対する社会の理解を深め、個々の生活を支える新たな一歩となるでしょう。両社が手を取り合うことで、今まで以上に多くの人々にとって、心強いサポートが提供されることに期待が寄せられています。独自の専門知識を持つ両社が展開するサービスは、これからの解決策として重宝されることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ファミトラ
- 住所
- 東京都港区赤坂1-14-14第35興和ビル 5F
- 電話番号
-
03-6441-3920