白馬村に誕生した新たなリゾートホテル
長野県北安曇郡白馬村に新たにオープンするリゾートホテル「ホテル ラ ヴィーニュ 白馬 by 温故知新」の開業が、2024年12月19日に予定されています。このホテルは、リスト株式会社の連結子会社であるリストデベロップメントが手掛ける初のフルサービスリゾートホテルです。開業前の12月17日には、オープニングセレモニーと試泊会が行われ、多くの関係者が集まりました。
開業セレモニーの様子
セレモニーでは、リストデベロップメントの社長である木内寛之氏をはじめ、運営会社の温故知新から松山知樹氏、設計を担当したアーキヴィジョン広谷スタジオの広谷純弘氏が登壇しました。木内社長は、ホテルの開業が地元の方々の温かい支援によって実現したことを感謝し、白馬の自然との調和を重視したいと述べました。
松山氏は、「開業はスタートであり、常に進化を続けることを目指す」と語り、訪れる度に変化を楽しめるホテルにしていく意志を示しました。広谷氏は、白馬の自然や人々の暮らしを楽しむ空間を作ることに注力し、エントランスホールのデザインにおいて地域とのつながりを意識したことを強調しました。
独自の苗木植樹パフォーマンス
開業セレモニーの際に行われたユニークな苗木植樹パフォーマンスも話題になりました。ホテル名の「ラ ヴィーニュ」はフランス語で「ブドウの木」を意味し、信州のワイン産地から採取した土を使って育てられるブドウの苗木を植樹しました。この行為は、ホテルが地域に根付き、豊かな実を結ぶことへの願いが込められています。
ホテルの概要
「ラ ヴィーニュ 白馬」は、地上5階建て、客室数38室、敷地面積は3,950.94㎡です。室内はシンプルさを重視したつくりで、周囲の美しい景色や雪山を楽しむことができます。また、客室の大きさは53.96㎡から144.89㎡まで多様で、宿泊料金はグリーンシーズン70,330円からトップシーズンは84,190円からとなっています。アクセスは、JR大糸線の白馬駅から車で約5分、八方バスターミナルから約3分です。送迎サービスも用意されています。
今後の展開
リストデベロップメントは、「ラ ヴィーニュ 白馬」の成功を機に、今後も新たなホテル開発に取り組む意欲を示しています。白馬村の地価公示上昇率も高まり、地域のさらなる発展が期待される中で、このプロジェクトが地域社会と日本の観光業に寄与することを目指しています。
この新しいリゾートホテルがどのように地域に融合し、多くの人々に愛される存在になるのか、今から楽しみです。未来の旅行の目的地として、さらなる注目を集めることでしょう。