神戸市で体験する里山保全の重要性と放置竹林問題

神戸市における里山保全体験ツアー

2025年11月30日、株式会社オープンハウスグループの関西支社は、神戸市の多井畑西地区で「竹が活きる里山を守れ！体験ツアー」を開催しました。このイベントは豊かな自然環境の保全と、社会的責任を果たすために実施されました。神戸市や（公財）ひょうご環境創造協会の協力を受け、参加者は放置竹林問題の理解を深めるとともに、実際に竹の伐採作業を体験しました。

里山保全の背景

多井畑西地区は自然や農地が豊富で、地域の生物多様性を支える重要な場所ですが、最近放置竹林の急速な拡大が問題視されています。これは本来の森林を浸食し、土砂災害のリスクを高めたり有害鳥獣の生息域を広げたりするため、大変深刻です。当社は木造建築を手掛ける企業として、こうした環境問題に対する意識を社員に持ってもらうために、今回の体験ツアーを企画しました。

体験ツアーの内容

イベント当日、参加者は多井畑西地区の自然を楽しみながら、竹林の問題について説明を受けました。その後、ノコギリやナタを使って実際に竹の伐採作業を行いました。伐採後は、竹筒を利用したユニークな「竹筒ごはん」を作り、試食することで、竹材を無駄なく活用する体験をしました。参加者からは「体を動かして竹を伐採することで問題の深刻さを実感できた」「美味しい竹筒ごはんで自然の恵みを感じた」との声が寄せられ、貴重な学びの場となりました。さらに、希望者には竹を使ったクラフト体験が用意され、楽しみながら竹材の有効利用について学ぶ良い機会となりました。