日本のライブ配信市場における重鎮、17LIVE株式会社と越境ECをリードするジグザグが新たな業務連携を開始しました。この連携により、両社は日本の魅力的な商品を海外の視聴者へ届ける越境ECの分野でのサービス強化を目指しています。具体的には、ライブ配信での販売拡大や、双方がもっている知見を活かし、より多様な顧客層へアプローチすることを目標としています。
17LIVEは、世界中に5000万人を超える登録者を持つ日本最大級のライブ配信プラットフォームです。このプラットフォームでは、誰でもライブ配信者として自分を表現することができ、視聴者はリアルタイムで応援するだけでなく、商品の購入も行うことができます。今回の提携によって、ライブ配信と越境ECの融合が実現し、より多くの日本の商品が海外へと流通することが期待されます。
一方、ジグザグは国内のECサイトを海外市場へと橋渡しする「WorldShopping BIZ」を展開し、越境EC支援の先駆者とされています。このサービスを通じて、多国籍の顧客をターゲットにした販売を実現する支援を行っています。ジグザグでは、台湾市場が特に成長著しいとされ、今年の調査でもSNSを通じて商品を購入したいと思っている20代の顧客が多いことがわかっています。このようなニーズに応えるため、17LIVEとの提携により、さらに多様な商品の提供と販売機会の創出が目指されています。
今回の連携の一環として、17LIVEとジグザグは「越境ECにおけるKOL活用術」と題したセミナーを2024年8月28日に開催予定です。このセミナーでは、国内・海外の成功事例をもとに、インバウンド需要の高まりを背景にした越境ECの新たな可能性を探ります。特に、海外進出を考えている事業者にとって、貴重な情報収集の機会になるでしょう。
この連携が実現することで、両社のビジネスに新たな風を吹き込み、多くの日本製品が海外に広がることが期待されています。また、今後も両社の中でのさらなるプロダクトの連携やサービス拡充も視野に入れており、双方のノウハウを活用することで、クライアントに提供するサービス価値を高めていく所存です。
ジグザグの鈴木取締役は、「17LIVEと連携することで、日本国内ショップのグローバル化を加速できる」と期待を寄せています。17LIVEの村井事業責任者も、今回のパートナーシップに対する自信を示し、越境ECによる新しいビジネスの可能性を感じています。両社の今後の取り組みから目が離せません。