キャプ翼とサッカー
2024-10-08 13:29:42

『キャプテン翼』が促進するカンボジアのサッカーキャンプでジェンダー平等を目指す

ジェンダー平等への一歩を踏み出すサッカーキャンプ



9月20日から21日の3日間、カンボジアのプノンペンにて、国際NGO「ワールド・ビジョン」と地元のサッカー・プレミアリーグチーム「プノンペン・クラウンFC」が共催した全国サッカーキャンプが開催されました。このキャンプでは、10代の若者210名が集まり、サッカーを通じて差別の撤廃とジェンダーインクルージョンの重要性を学ぶ貴重な機会が提供されました。

このキャンプは「『キャプテン翼』ボールはともだちプロジェクト」の一環として実施され、参加者はワールド・ビジョンが支援する地域に住む若者たちです。彼らは皆、サッカーを通じて新たなスキルや考え方を学び、心をひとつにしてプレーを楽しみました。

カンボジアのジェンダー問題



カンボジアでは伝統的に、男子の教育や就職の機会が優先される傾向があり、スポーツの分野でも「男性がするもの」という偏見が根強く存在します。このため、女子選手が早期にスポーツを辞める割合は男子の2倍にも達します。また、周囲のサポートが不足していることから、多くの若者が自分自身の権利に気づかず、社会的な機会から疎外されることもあります。

ワールド・ビジョンは、こういった状況を変えるために、全ての参加者の約40%が女性であることを目指し、活動を展開しています。今回のサッカーキャンプでも、多くの女子選手が参加し、彼女たちが夢を追いかける姿勢が多くの刺激を与えました。

市川実季選手の激励



キャンプ期間中の式典では、プノンペン・クラウンFCに所属する日本人女子選手、市川実季選手が登壇し、参加者への励ましのメッセージを送りました。彼女は自身の経験を元に、「どんな夢でもあきらめないで」と参加者たちに語りかけ、彼らの未来を応援しました。市川選手は、女性も男性もサッカーを楽しむ権利があることを強調し、すべての子供たちが夢を追い続けてほしいと訴えました。

サッカーを通じた絆



参加した青年たちの中でも、特に印象深い声を寄せてくれたのが、スレイさん(10年生)です。「このサッカーキャンプに参加できてとても嬉しかった。新しい友達と出会えたし、サッカーを通じて多くのことを学んだ」と語る彼女は、サッカーが男女に関係なく楽しむべきものであると感じています。「これからもサッカーを続け、村を代表する選手になりたい」と未来への意気込みを語る姿に、多くの参加者が共感を抱きました。

未来に向けて



ワールド・ビジョンは、今後もサッカーを通じて子どもたちに必要な機会や支援を届け、彼らの成長を見守ります。「『キャプテン翼』ボールはともだちプロジェクト」は、世界中の子どもたちがサッカーを楽しむことができるよう、様々な支援活動を行っています。このプロジェクトを通じて、すべての子どもに平等な機会が与えられることを目指し、未来への第一歩を踏み出しています。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン
住所
東京都中野区本町1-32-2ハーモニータワー3F
電話番号
03-5334-5350

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