2023年7月21日、阪神甲子園球場にて、中華職業棒球大連盟(CPBL)のオールスターゲームが開催されました。この特別なイベントは、甲子園球場の開場100周年を記念し、台湾と日本の野球交流を深めるために企画されました。
オールスターゲームのハイライトとして、阪神甲子園球場長の向井格郎氏が始球式を務めました。向井氏は背中に「甲子園」と「100」の文字が刻まれた台湾代表のユニフォームを着用し、キャッチャーには元埼玉西武ライオンズの呉念庭選手、バッターには元阪神タイガースの呂彦青選手が登場。特別な始球式は、来場者の記憶に深く刻まれました。
さらに、イベント期間中には映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』とのコラボレーション動画が大型ビジョンで放映されました。この作品は1931年に台湾代表が甲子園秋季大会で準優勝した実話を描いており、両国の野球におけるつながりを強調する内容となっています。293の歴史的な写真を使用したこの動画は、台湾と日本の観客に対して、甲子園と台湾の野球文化の結びつきを広めることを目的として作成されました。
イベントでは来場者に対して、CPBL35周年と阪神甲子園球場100周年のロゴがデザインされたオリジナルクリアファイルも配布されました。この限定アイテムは25,000枚用意され、来場者の心を掴みました。
阪神甲子園球場は、1966年から2019年まで様々な交流イベントを実施しており、これまでにも台湾デーや甲子園デーを開催。これらの取り組みにより、2018年には台湾観光貢献賞を受賞しました。今回のオールスターゲームも、その延長線上にあり、さらなる交流を促進するためのものです。
阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市福島区)は、「“たいせつ”がギュッと。」のブランドスローガンのもと、今後も様々なお客様のニーズに応えたサービスを提供してまいります。両国の野球ファンにとっても、今回のイベントは今後の交流の一環として期待されるものとなるでしょう。
阪神甲子園球場の100周年を祝い、中華職業棒球大連盟とのさらなる活動が期待されます。この記念すべき日の出来事は、今後の両国の文化交流を豊かにする基盤となることでしょう。