家族のケアをする人たちを支える情報サイト「ケアラーズプレス」が誕生！ヤングケアラーやケアラーの悩みや想いを共有

家族のケアをする人たちを支える情報サイト「ケアラーズプレス」誕生！

一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会は、7月3日にヤングケアラーやケアラー向けの新しい情報ポータルサイト「ケアラーズプレス」をオープンしました。

このサイトは、家族の介護や世話をするヤングケアラーやケアラー、そして将来そうなるかもしれない人々に向けて、ケアに関する様々な情報を提供することを目的としています。

「ケアラーズプレス」では、ヤングケアラーやケアラーが抱える複雑な気持ち、学校生活や進路に関する悩み、ケアラーとしての強みや注意点、そして大切にしている価値観などを、ブログ形式でわかりやすく解説していきます。

# 「ケアラーズプレス」で発信される情報

1. ヤングケアラーに向けた特集記事

家族のケアをしている中学生、高校生、大学生、そして社会に出た若者たちが抱える様々な悩みや葛藤に焦点を当て、彼らのリアルな声や経験を共有することで、共感と理解を深めます。

2. ケアラーに向けた特集記事

家族のケアをする人々である「ケアラー」が持つ強みや注意点、そしてケアラーとしての生き方を深く掘り下げ、自分自身のケアや心の安定にも役立つ情報を提供します。

3. きょうだいに向けた特集記事

障害や疾患などを持つ兄弟や姉妹がいる人々「きょうだい」の視点から、彼らの抱える悩みや喜び、そしてきょうだいとしての経験を共有することで、互いに支え合う社会の実現を目指します。

4. 災害時のセルフケア

災害時、家族のケアを優先するために自分自身のケアを後回しにしてしまうケアラーに向け、心のケアの重要性を訴え、具体的なセルフケアの方法を紹介することで、ケアラー自身の心身の安定を支援します。

# ケアラーアクションネットワーク協会について

一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会は、年齢や障害の種別に関わらず、家族のケアをする人々を支援し、共に成長することを目指す団体です。

「家族だけで家族のケアを抱え込まない社会作り」という理念のもと、ヤングケアラーやケアラーを対象としたオンライン・オフラインでの対話会やLINE個別相談、支援者や学校向けの研修事業、そしてケアラーを主人公にした短編映画の制作や上映など、多岐にわたる活動を行っています。

また、企業とのコラボワークショップや自治体の委託事業、学校などの教育機関に向けた講演会や講師活動などを通して、社会全体にケアラーへの理解を深める啓発活動にも力を入れています。

# ケアラーアクションネットワーク協会のこれまでの実績

平成30年度厚生労働省子ども・子育て支援推進調査研究事業「ヤングケアラーの実態に関する調査研究報告書」構成委員
令和4～6年度東京都庁福祉局「ヤングケアラー支援対策委員会」委員
令和4年度埼玉県「ヤングケアラーオンラインサロン」の企画・運営業務
令和4年度長野市「関係機関向けヤングケアラー支援研修」講師業務
令和4・5年度山梨県「ヤングケアラーコーディネーター養成講座」企画・運営
令和5年度東京都庁「ヤングケアラー普及啓発事業HP・ワークショップ」監修
令和5年度山梨県「ヤングケアラー支援アドバイザー」業務
令和5年度江東区「関係機関向けヤングケアラー支援研修」講師業務
令和5年度第1回未来をつくるこどもまんなかアワード内閣総理大臣表彰「応援団」部門表彰
令和6年度徳島県「ヤングケアラーサポーター養成研修及び居場所作り」「小中学校での出前講座」の企画・運営業務

# 映像制作

令和4年短編映画「陽菜のせかい」を企画・監修、自主上映などを運営
令和6年 U-NEXTにて「陽菜のせかい」のネット配信開始

# 会社概要

名称：一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会
代表理事：持田恭子
所在地：〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目22番11号銀座大竹ビジデンス2階
活動開始：1996年
設立：2013年12月21日
法人登記：2019年11月8日
連絡先：[email protected]
理念：家族だけで家族のケアを抱え込まない社会作り
* URL：https://canjpn.jimdofree.com/

# 代表者略歴

1966年東京都生まれ。経済学士号と情報修士号を取得し、情報セキュリティ部門の管理職に従事。小学生の頃から家族の世話を続けてきたケアラー。96年にオンラインで「きょうだい会」を主催。仕事と親の在宅介護を両立しながら、徐々にきょうだい支援の輪を広げる。2013年にケアラーアクションネットワークを設立。19年に法人化して代表理事に就任。令和5年11月、内閣総理大臣表彰を受賞し、全国のヤングケアラー支援活動のロールモデルとなることを期待される。現在もケアラーの要望を実現しながら、時代に即した支援を実践している。