近年、梱包業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)が求められる中、長島梱包株式会社が業界初となるDX推進プラットフォーム「PAX」を開発しました。この新しいプラットフォームは、特許出願中で、2024年3月にサービス提供を開始する予定です。
梱包業界の現状と課題
従来の梱包業務は、業務の複雑さから多くの課題を抱えています。その中には、作業の煩雑さや進捗状況の把握が難しいこと、加えて働き手不足などがあります。これらの問題を解決するために、PAXはデジタルの力を活かして、業務の効率化を図ります。
PAXの主な機能と特長
PAXは営業から出荷までのプロセスを一元管理することを目的としており、梱包業者をサポートする複数の機能があります。
案件ごとのスケジュールを一元的に管理でき、頻繁な変更にも柔軟に対応することが可能です。
見積書の作成から請求書の発行まで、各工程をPAX内で統一し、データの重複入力を排除します。必要な帳票はワンクリックで出力できます。
PAX内に貨物情報や梱包仕様を入力することで、自動的にJIS規格に準じた梱包設計案が生成され、材料の原価算出も行うため、効率的なコストシミュレーションが可能です。
モバイル端末を利用して現場で作業を進めながら、必要なエビデンス写真を管理できます。これにより、業務の進捗状況をリアルタイムで把握でき、過去の成果データも一緒に整理されます。
社内の情報共有だけでなく、顧客とのコミュニケーションもスムーズに行えます。作成した帳票や作業の進捗状況は、顧客がPAXにアクセスすることでいつでも確認できます。
今後の展望
PAXは2024年3月のサービス開始後も新機能の継続的な導入を計画しており、梱包業界の発展に貢献していくことを目指しています。業界の抱える課題に真摯に向き合い、DX化を進めていくことで、全体の効率化と品質向上を実現することでしょう。
会社情報
長島梱包株式会社は、主に梱包サービスを提供している企業です。本社は東京都渋谷区に位置し、梱包のプロフェッショナルとしての経験をもとに、業界のニーズに応えています。詳細な情報やPAXについての問い合わせは、
公式サイトおよびサポートデスク(メール:
[email protected])にてご覧いただけます。
この取り組みが業界にどのような変革をもたらすのか、今後の動向に注目です。