LIMNOの認知症ケアソリューション
2023-11-22 15:12:34

鳥取のLIMNO、認知症当事者参画型開発で経済産業省事業に選定!高齢化社会における革新的ソリューション

鳥取のLIMNO、経済産業省事業に選定!認知症患者向け画期的タブレット開発



株式会社LIMNO(本社:鳥取県鳥取市)が、経済産業省の令和5年度ヘルスケア産業基盤高度化推進事業において、「認知症当事者参画型開発 実践企業」に選定されました。これは、同社が開発する認知症患者向けのタブレット型ソリューションが、当事者からのフィードバックを積極的に取り入れ、高い評価を受けた証です。

日本は急速な高齢化が進み、2025年には65歳以上の7人に1人が認知症になると推計されています。政府も認知症対策に力を入れており、本年6月には「認知症基本法」が成立。認知症患者にとって使いやすい製品やサービスの開発・普及促進が謳われています。

LIMNOは、企業理念である「ひとりひとりにどこまでも寄り添い、ときめく未来をデザインします」を具現化するため、2022年6月に「V.co-Lab」を開設。地域住民、学校、行政機関、企業などとの連携を深め、これまでに3800名以上が利用しています。

V.co-Labでは、鳥取市中央包括支援センターの協力を得て、認知症患者本人との意見交換会を実施。「日常生活における困りごと」や「ICT/IoTを活用したサポートの可能性」について、活発な議論が交わされました。

これらの意見を反映し、LIMNOは既存製品「LIMNO TabFunity」に新たなアプリケーションを搭載。それが、今回高く評価された認知症患者向けタブレット「ヘルプタブレット(仮称)」です。

ヘルプタブレット(仮称)の主な機能



ヘルプタブレットは、ICタグ、センサー、デジタル機器とタブレットを連携させることで、様々な機能を提供します。

モノの場所を知らせる機能: どこにしまったか分からなくなった大切な品物の位置を特定できます。
外出先からの鍵の開閉状態確認: 外出先から自宅の鍵の施錠状況を確認できます。
自宅までの経路案内: 帰宅時の道に迷う不安を軽減します。
服薬予定・飲み忘れ通知: 服薬時刻の通知と飲み忘れ防止機能を搭載。
デジタルペンを使った描画機能: 芸術造形研究所の美術療法を取り入れ、認知症の進行抑制やリハビリに役立てます。
遠隔操作機能: タブレット操作に不慣れな方でも安心して利用できます。
* 利用履歴データの共有: 利用履歴データに基づき、認知症の進行度合いを把握し、支援者と共有することで、より適切なサポートを提供できます。

LIMNOは、ヘルプタブレットを通じて、認知症患者の方々が「自分の意志で、自分らしく生きる」ことを支援します。今後、患者本人との継続的な対話を通して、製品・サービスの向上に努め、社会実装を目指します。

LIMNOの取り組みと今後の展望



今回の選定を機に、LIMNOは認知症患者の方々との継続的な対話を通して、より使いやすい製品・サービスの開発に尽力します。パートナー企業との連携も強化し、実現性・可用性・持続可能性の高いソリューションを提供していきます。

高齢化が加速する日本において、LIMNOの取り組みは、認知症患者とその家族にとって大きな希望となるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社LIMNO
住所
鳥取県鳥取市立川町7丁目101番地
電話番号
0857-21-2047

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