障がいのある子を持つ親のための家計管理講座が開催されました
11月25日、東京都港区の一般社団法人NTSセーフティ家計総合研究所は、横浜市都筑区のつづき障害者後見的支援センターリリーフ・ネットにおいて、「親なき後に備える家計管理」と題した講座を行いました。約90分のこの講座には、障がいのある子を育てる保護者が参加し、親としての不安を解消する手助けが提供されました。
多くの方が抱えている不安は、障がいのある子の将来に関することです。特に、「親がいなくなった後、子どもがどのように暮らすのか、お金がどのくらい必要なのか」といった点についての悩みは根深いものです。この講座では、具体的な対策や考え方を示すことで、参加者の疑問に答えました。
講座の内容
1.
家計の棚卸をして現状を把握する
まず、家計管理の基本から始まり、キャッシュフロー表の活用法に焦点が当てられました。自分たちの家計を見える化することで、必要な資金がどれくらいかを理解します。
2.
金銭トラブルの防止と解決法を学ぶ
親と子で共に学ぶ機会の重要性が強調され、日頃からのコミュニケーションがトラブルを未然に防ぐことにつながります。
3.
できることから始める
支援者や専門家とのつながりを強化するため、親族以外の支援者との関係構築やアウトリーチの重要性が語られました。参加者たちは、少しずつ実行可能なアクションを理解し、実生活に取り入れるヒントを得ることができました。
この講座の講師を務めたのは、カウンセリングセンターの長である有田宏美氏です。参加者の中には事前に寄せられた多くの質問に対しても、しっかりとした回答を提供し、知識の共有を行う姿勢が見受けられました。
最後には、お金を残すことだけが子どもの幸せではなく、一緒に笑顔の時間を持つことや思い出を積み重ねることも重要であると伝えました。このような価値観の共有が、参加者たちに深い感銘を与えたことでしょう。
講演・取材のご依頼について
今後の講演や取材についてのご依頼は、以下の方法で受け付けています。
メールアドレスに「講演/取材の問い合わせ」と記載し、ご希望の日時や場所、団体名、担当者名、連絡先などの詳細を送信していただくことで、事務局からの連絡が行われます。
お問い合わせ先
一般社団法人NTSセーフティ家計総合研究所事務局
電話:03-6459-4770
ウェブサイト:
NTSセーフティ公式サイト
メール:
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この講座が多くの家庭にとって、有意義な支援となることを願っています。