シニアのお正月事情
2014-11-28 15:01:02

シニア世代のお正月事情:70代以上の「手作り派」と「購入派」の二極化に迫る!

シニア世代のお正月事情:70代以上の「手作り派」と「購入派」の二極化に迫る!



2014年11月、50代以上のゆこゆこネットメールマガジン会員1805名(男性1425名、女性380名)を対象としたインターネット調査で、シニア世代のお正月に関する興味深い実態が明らかになりました。

お正月への意識:早くから準備を始める人が増加



調査によると、お正月を意識し始める時期は「11月上旬」が21.8%と最も多く、早くから年末年始の準備に取り組む人が多いことがわかりました。これは、年賀はがき発売時期とも重なり、お正月への意識の高まりを示唆しています。また、「お正月が好き」と回答した人は全体の63.4%にのぼり、シニア世代にとって、お正月は依然として重要なイベントであることがわかります。

年末年始の準備:定番の習慣と変化



お正月準備として、「年賀状を送る」「大掃除をする」は依然根強い習慣で、それぞれ86.3%、72.2%の人が実施していました。一方で、「餅つき」「正月飾り」など、以前は行っていたものの、今はやらなくなったと答えた人も46.7%おり、ライフスタイルの変化が影響していることがわかります。大掃除に関しても、「暖かい時期に行うようになった」という声があり、高齢化や生活の変化への対応が伺えます。

おせち料理:70代以上の「手作り派」と「購入派」の二極化



おせち料理に関しては、「手作りと購入の併用」が54.6%と最も多く、次いで「すべて手作り」19.6%、「すべて購入」24.1%という結果でした。注目すべきは、70代以上では「手作り派」と「購入派」がほぼ同数に割れている点です。年齢を重ねるごとに、体力や時間的な制約から、手作りから購入へのシフトが進む傾向が見られる一方で、伝統的な手法を大切にする「手作り派」も一定数存在することがわかります。

来年の過ごし方:自宅でのんびり過ごす人が大多数



来年のお正月は、84.6%の人が元日を自宅で過ごす予定であると回答しました。自宅を含む誰かの家で過ごす人は96.3%にのぼり、シニア世代にとって、お正月は家族や親しい人たちと静かに過ごす大切な時間であると言えるでしょう。

学習院大学経済学部非常勤講師・乳井瑞代氏のコメント



乳井氏によると、お正月はシニア世代にとって単なるイベント消費ではなく、「ライフイベント消費」と言えるほど重要な意味を持つイベントです。健康であること、家族と過ごせることへの喜びが背景にあると考えられます。そのため、早くからお正月を意識し始め、準備にも熱心に取り組む傾向が見られるのです。

まとめ



今回の調査では、シニア世代のお正月に対する意識や準備、過ごし方について、興味深いデータが得られました。高齢化社会において、お正月の過ごし方にも変化が生じているものの、家族や親しい人たちと過ごす時間への価値は依然として高く、お正月はシニア世代にとってかけがえのないライフイベントであると言えるでしょう。今後、家族構成や同居状況なども考慮した分析を行うことで、より深い理解が得られると考えられます。

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会社名
株式会社ゆこゆこ
住所
東京都中央区銀座2-3-6銀座並木通りビル
電話番号
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