株式会社OPTMASSが手掛ける発電ガラス技術
2021年10月に設立された株式会社OPTMASSは、「街を森に!」という意気込みで、発電する窓ガラスの開発に取り組むスタートアップ企業です。特に、熱線を有効に利用し、環境に優しいエネルギーを生成する技術を目指しています。最近、OPTMASSは経済産業省のJ-Startup KANSAIに選ばれ、関西地域からの世界進出を狙う注目の企業となりました。
J-Startup KANSAIとは?
J-Startup KANSAIは、関西地域から優れたスタートアップ企業を選定し、国と民間が協力して成長をサポートするプログラムです。選定された企業には、PR支援、海外イベントへの出展、各種補助金の優遇など、さまざまな支援が提供されます。OPTMASSもこの支援を受けながら、発電ガラス技術の推進と社会実装を目指します。
発電ガラスの仕組みとは?
OPTMASSが開発する発電ガラスは、特に未利用の熱線を吸収することに焦点を当てています。通常、太陽光のエネルギーは可視光部分のみが利用され、熱線(赤外線)は無駄にされていました。しかし、OPTMASSの技術により、この熱線を選択的に取り込み、電力に変換することが可能になります。これにより、従来の窓ガラスの代替品としての利用が期待され、さらには省エネ効果ももたらされるのです。
発電ガラスの特徴は、①電力を生成するだけでなく、②熱線を電力に変換することで省エネルギーにも貢献する点です。このように、透明な窓ガラスとして使える発電ガラスが実現すれば、各家庭やビルにおいて大規模なCO2削減が期待できます。
株式会社OPTMASSの技術力
OPTMASSは、ナノ材料の開発技術を駆使して、高品質なナノ粒子を製造し、様々な熱源からの熱線を遮蔽する材料の研究開発を行っています。これにより、持続可能なエネルギーの未来を見据えた新しい取り組みとして、高い評価を受けています。
今後の展望
今月、OPTMASSがJ-Startup KANSAIに選ばれたことは、今後の社会実装に向けた大きな励みとなるでしょう。同社は「街を森に!」のスローガンのもと、発電ガラスの普及や、さらなる技術開発を進めていく方針です。環境問題に対する意識が高まる中、透明太陽電池を活用した実用化が期待されています。
採用情報と会社概要
OPTMASSでは現在、管理部長及び量産経験を持つプロジェクトマネージャーの募集も行っています。興味のある方は、HPからお問い合わせください。
- - 会社名:株式会社OPTMASS
- - 代表者:代表取締役CEO 中川徹
- - 設立:2021年10月
- - 住所:京都府宇治市大久保町西ノ端1番地の25
- - 事業内容:透明太陽電池の研究開発、熱線制御技術の研究開発、ナノ粒子の生産販売。