製造業における全デスクワーカーのリモート勤務
近年、特にリモートワークの導入が進んでいる中、製造業においてもその潮流が見られます。代表的な企業として挙げられるのが、株式会社きもとです。この企業は、創業から70年を数える長い歴史を有する製造業ですが、2009年からは「人を中心としたワークフロー改革」に挑戦を始めました。
1. 変革の始まり
KIMOTOは、製造業という伝統的な業界において、紙文書やエクセル業務の削減、制度改革、業務の自動化に取り組んできました。その結果、全社員が完全リモート勤務を実現。他の業種と同様に、時間や場所に縛られない働き方が当たり前のものとして浸透しました。
このような革新的な取り組みは、2025年には「日経Smart Work 大賞2025」の中堅企業部門で賞を受賞するまでになります。KIMOTOの成功事例は、同業のみならず、多くの企業にとっても改革の参考となることでしょう。
2. 講演イベント「カイシャのミライカレッジ2025」
2025年6月25日、東京ビッグサイトで開催される「カイシャのミライカレッジ2025」に、KIMOTOの代表取締役常務である山田資子氏が登壇します。この講演では、同社の改革の過程や実践から得た知見を語ります。具体的には、働きやすさと働きがいの両立を目的とした組織づくりや、社内コミュニケーションの設計、制度と意識の育成について、実例を交えながら解説します。
様々な業界の経営者や人事担当者にとって、リモートワークや働き方改革を検討している方々に向けて、KIMOTOの経験が役立つヒントを提供します。特に、形式だけの改革に限界を感じている方、現場と経営層の意識のギャップに課題を抱えている方、そして組織の“空気”を変えたいと考えている方には、非常に有益な内容となるでしょう。
3. KIMOTOの新たな取り組み
また、KIMOTOでは2024年度から、自身の変革の経験を基にした「伴走支援型DX・働き方改革コンサルティング」を展開しています。これは、他の製造業向けに持続可能な変革を支援するためのもので、現場に根ざした改革が実現できるようにサポートしています。
コンサルティングサービスについての詳細は、KIMOTOの公式サイトから確認できます。
4. 参加方法と問い合わせ
「カイシャのミライカレッジ2025」は聴講無料で事前申込制となっています。興味を持った方は、同時開催される「総務・人事・経理 Week」に登録し、セミナー参加の申し込みを行うことが必要です。申し込み方法や詳細については、日本経済新聞社の公式サイトやKIMOTOのホームページを参考にしてください。
最後に
働き方改革の重要性が改めて認識される中、KIMOTOの取り組みは他社にとっても大いに参考になるものです。特に、リモートワークの成功事例を通じた考え方や、現場の意見を尊重した改革は、今後の企業にも多くのヒントを提供することでしょう。KIMOTOの姿勢から学ぶことは、今後のビジネスにおいて非常に意義深いものと言えます。