小型EV「Microlino」の紹介
2019-10-21 20:00:03
第46回東京モーターショーに出展された小型EV「Microlino」
他に類を見ない小型EV「Microlino」
2019年10月23日から11月4日まで、東京ビッグサイトで開催された「第46回東京モーターショー」において、スイスのMicro Mobility社が開発した小型電気自動車「Microlino」が出展されました。この車両は、バブルカーを参考にしたデザインとエコフレンドリーな特性で注目を集めています。マイクロスクーター・ジャパン株式会社が日本の販売を手がけており、一般公開は10月25日から行われました。
Microlinoの魅力
Microlinoは、従来の自動車のサイズや重量に疑問を持ったWim Ouboter氏が開発した、小型EVです。最大の特徴は、そのコンパクトなデザインと機能性です。駐車スペースを有効に活用できるため、都市内での移動に最適です。特に、多くの人が日常的に自動車を使用するシーンを再考し、必要なサイズや機能を洗練させた結果、誕生したとも言えます。そして、Microlinoは、1台の駐車スペースに最大3台分の車両を横向きに駐車可能です。
デザインと機能性
Microlinoのデザインは、1950年代のバブルカーに源を持ちます。このユニークな外観は、注目を集めるだけでなく、実用性も追求されたものです。車両は軽量構造で、エネルギーの消費も抑えられています。また、満充電での航続距離は約125キロメートルあり、都心での通勤やショッピングに十分な性能を持っています。さらに、十分なトランクスペースを確保しつつ、マイクロキックボード(Micro Kickscooter)が搭載されていますので、最後の一歩までの移動も容易です。
エコフレンドリーな特性
Microlinoは、その小型バッテリーにより、運転時のエネルギー消費を約60%カットし、CO2排出量も約65%削減することができます。このように、環境への配慮も相まって、未来のモビリティの姿を提示しています。
生産開始と予約情報
Microlinoは、2020年に量産が開始される予定で、日本でも2021年の販売が計画されています。現時点で1万5千件以上の予約が入っており、市場への期待感が高まっています。基本価格は12,000ユーロからと、電気自動車としては手頃な価格設定も魅力です。
まとめ
「Microlino」は、現代の都市生活における小型の環境に優しい移動手段として、注目されているEVです。東京モーターショーでの出展は、その潜在能力を広くアピールする機会となり、今後の普及に期待が寄せられています。これからの時代に求められるエコフレンドリーな選択肢として、Microlinoの進化を見逃せません。ぜひ、興味を持っていただきたい一台です。
会社情報
- 会社名
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マイクロスクーター・ジャパン株式会社
- 住所
- 東京都港区芝2-5-19ITOビル4階
- 電話番号
-
03-6809-6641