熱海発着!春の伊豆88遍路を巡る旅
はじめに
2023年の春、伊豆の歴史と自然を感じるための旅が始まります。熱海からスタートし、伊豆半島の美しい景色の中を歩きながら、数々の寺院を巡って心を癒すこのコースは、お遍路の魅力を新たに発見する絶好の機会です。
伊豆88遍路とは
伊豆88遍路は、江戸時代からの巡礼路で、伊豆半島全体に広がる88の札所を巡る神聖な旅です。400km以上の道のりは、昔ながらの風情が残る道も多く、散策しながら先人たちの信仰心を感じることができます。
第3回のコース 〜水の都「三島」から「熱海」へ〜
今回のコースは、三島市の楽寿園から出発し、箱根を超えて熱海へ向かうルートです。三島は富士山の湧水が湧き出る地で、綺麗な水が流れる源兵衛川や、ホタルが舞う楽寿園が観光名所として知られています。江戸時代の難所を越えながら、歴史的な寺院も訪れる旅が待っています。
参拝箇所と観光スポット
1.
第20番札所「養徳寺」 - 開創は1387年、江戸時代に焼失し謎が残る寺院の美しい枯山水の石庭は必見です。
2.
第21番札所「龍澤寺」 - 白隠が開山したお寺は、空海の伝説も残る歴史深い場所です。
3.
第22番札所「宗福寺」 - 豊臣秀吉による戦没者追悼のために創建された寺院で、最近改築された美しい外観を楽しめます。
4.
観光「三嶋大社」 - 奈良・平安時代からの歴史を誇る神社。参拝後は、ぜひ三島の名物「うなぎ」を味わってください。
5.
第24番札所「般若院」 - 徳川家の崇敬を受けたお寺で、弘法大師が刻んだ像が安置されています。
6.
最終目的地「長谷寺」 - 行基上人の伝説が残る霊場で、奈良の長谷観音とのつながりがあります。
移動手段と宿泊の楽しみ
伊豆半島は、「車」での移動が最も便利です。新幹線や公共交通機関でのアクセスもできますが、レンタカーを利用すると自由な探索が可能です。滞在は、伊東園グループの宿泊施設が便利で、リーズナブルに利用できます。宿泊者には、お遍路の記念シールがもらえる嬉しい特典も!
お遍路の楽しみ方
参拝は特別な儀式ではなく、普段の生活の中でも気軽に実施できます。友人や家族、お子様と一緒に、または恋人同士で訪れても良いでしょう。自分のペースで、目的も自由に楽しめるのが魅力です。
結願と証明
すべての札所を巡り終えると、88番札所「修禅寺」で「結願証」が発行され、忘れられない思い出となります。お遍路を通じて、新たな発見や癒しを得ることができることでしょう。
最後に
伊豆88遍路は思想だけでなく、景色や歴史、人々との交流を楽しむ旅としても魅力的です。この春、ぜひ一度現地を訪れて、心に残る新たな経験を得てみてはいかがでしょうか。