和歌山、eスポーツとVRで大阪・関西万博に挑戦!
和歌山県にあるユタカ交通株式会社が、2025年4月30日と5月1日に大阪・関西万博に出展することを発表しました。このイベントでは、eスポーツとVR技術を駆使した革新的な体験を来場者に提供し、和歌山の魅力を広めることを目指しています。加えて、一般社団法人和歌山新城下町DMCの支援を受け、テーマウィーク「Wow!Wakayama!~未来へつなぐ、おどろ“きの国”~」の一環として出展されます。
参加者を魅了するフォートナイト体験
本出展の目玉は、今人気のオンラインゲーム「フォートナイト」を利用した体験です。和歌山の観光地や文化をテーマにした「和歌山城パルクールマップ」を来場者に提供します。このマップは、和歌山城の大手門から天守閣へと駆け上がる冒険が体験できるもので、参加者はゴールまでのタイムを競うことができます。
2024年に行われた「わかやまプレ万博」でも、体験者からは「和歌山城の細部までよく再現されている」との高評価を得ており、特に若年層からの支持が期待されます。実際に、初めてのプレイヤーでも楽しめる設計になっているため、誰でも気軽に参加できるのが特徴です。
VR技術で地域の魅力を再発見
さらに、VR観光動画体験ブースも設けられ、来場者は和歌山城や熊野古道などの美しい風景を360度で楽しむことができます。専用のVRゴーグルを使用し、臨場感あふれる映像で和歌山の魅力を疑似体験できるこのブースは、特にファミリー層からの注目を集めています。
しかし、参加者からは「画質が良くなかった」といった意見も寄せられており、今後のイベントに向けて改善が必要であることが示唆されました。そうしたフィードバックは、次回の出展に向けた貴重な資源として活用されることになるでしょう。
eスポーツ市場の急成長
最近の調査によれば、国内のeスポーツ市場は2022年に125億円に達し、2025年には210億円を超えると予想されています。また、VR業界も年平均42.05%の成長が期待されており、これらの分野が観光振興においても重要な役割を果たすとされています。そのため、メタバース和歌山はこの流れに乗り、和歌山の地域資源を最大限に活かし、新たな観光誘致方法を模索しています。
今後の展望
今回の出展を通じて和歌山の魅力を国内外に発信し、さらに多くの観光客に来県してもらえるような施策を進めていく計画です。特に、若年層をターゲットにしたeスポーツやVR体験を通じて、和歌山が持つ独自の文化や観光場所の魅力を新たな視点で紹介することが期待されています。
和歌山の観光振興はもちろん、地域全体の活性化を図っていく意気込みで、ユタカ交通をはじめとする関係者たちはこれからも精力的に取り組んでいく予定です。エンターテインメント業界に革命をもたらす可能性を秘めた和歌山の活動に、今後も大いに注目が集まることでしょう。