フェンダーが誇るギターの新たな進化形『American Professional Classic』登場

フェンダーの新たな挑戦『American Professional Classic』

2025年10月、フェンダー・ミュージカル・インストゥルメンツ・コーポレーション（FMIC）が
モダンクラシックシリーズの最新版『American Professional Classic』を発表しました。
この新モデルは、10月11日から13日に開催された【FENDER EXPERIENCE 2025】で公式にお披露目され、
日本国内では初日より先行販売が開始されました。海外での流通は、米時間の10月14日からとなります。

コンセプトとデザイン

本シリーズのテーマは「Tested. Trusted. Night After Night.」。
これは、最高の信頼性、応用性、パフォーマンスを求めるプレイヤーのためにデザインされたことを示しています。
ガレージでの初ライブから大規模なフェスティバルのステージに至るまで、
多様な音楽ジャンルの中で、タイムレスなフェンダートーンと精密なクラフトマンシップを融合させています。

アメリカン・イノベーションの伝統を継承した『American Professional Classic』は、
耐久性、柔軟性、そして妥協のない演奏性を併せ持つギターとして設計されています。
改良されたネックシェイプに加え、新開発の「Coastline™（コーストライン）」ピックアップ、
そしてアップグレードされたハードウェアが、スタジオやツアー先でも快適なプレイを可能にします。

クラシックなフィニッシュと鮮やかなカラーバリエーションが、
サウンドだけでなく視覚的な印象も強調し、あらゆるアーティストにとって創造性を触発する存在として機能します。

フェンダーへの思い

FMICの最高製品責任者マックス・ガトニック氏は、「このモデルは、
卓越した演奏体験を提供するために開発されました」と述べています。
新しいCoastline™ピックアップにより、あらゆるレンジでクリアで力強いサウンドが実現され、
「モダン“C”シェイプネックと丸みのあるエッジは、初めて手にした瞬間から安心感を与えてくれます。」
とも続けています。

また、ヴィンテージ風のフィニッシュやハードウェアを採用し、
ClassicGear™チューナーやオフセットにはマスタングサドルなど細部までの進化を遂げています。
その結果、どんなスタイルやステージにおいても素晴らしいサウンドと快適な弾き心地を提供できる一本に仕上がったそうです。

現代の音楽シーンとTurnstile

音楽シーンでは、ギターが中心となるムーブメントが強力に復活しています。
新世代アーティストたちが、ガレージバンドのような生々しいエネルギーで、
世界各地の巨大なステージに立ち向かっています。そんな中、ボルチモアのハードコアバンド、Turnstileが
『American Professional Classic』のキャンペーンに参加します。

Turnstileのパット・マクロリーは、「毎晩異なる場所で演奏しつつ、
唯一変わらないのは手に持つギターだ。どんな場所でも同じように鳴ってくれるギターを探している。」と語ります。
音響環境や演奏場所が異なる中で、耐久性と柔軟性を兼ね備えたギターの必要性を強調しています。