2020インターナショナル小倉百人一首かるたフェスティバル
2020年5月、滋賀県大津市、福井県あわら市、東京都文京区で開催される「2020インターナショナル小倉百人一首かるたフェスティバル」の詳細が発表されました。このイベントは、東京2020 NIPPONフェスティバルの一環として、日本の伝統的な競技かるたを世界に広めることを目的としています。
主催者概要
主催は一般社団法人全日本かるた協会と、大津市・あわら市・文京区の3つの地域が協力して行います。記者発表では、主催者および共催者の代表者がこのイベントに寄せる熱い思いを述べました。
フェスティバルの日程とプログラム
日程
- - 開催日: 2020年5月23日(土)から2020年5月31日(日)まで
プログラム(抜粋)
- - 5月23日(土): 大津市近江神宮・近江勧学館での開会式及び第3回おおつ光ルくん杯競技かるた世界大会。
- - 5月24日(日): あわら市清風荘にてオリンピック・パラリンピック記念あわら世界大会、競技かるた体験会、かるたONLINE体験会。
- - 5月30日(土)・31日(日): 文京区シビックセンター・講道館にて国境なきかるた大会、名人VSクイーン競技かるた頂上決戦、3地域合同フェスティバル閉会式が行われます。
このように、多彩なプログラムが盛り込まれ、競技かるたの魅力を存分に体験できる機会となります。
各地からのメッセージ
主催者の挨拶では、各市長がかるたの普及と海外への発信を強調。大津市の越直美市長は「かるたの魅力を海外に広めるだけでなく、国内でもその魅力を再発見することを目的としています」と述べ、福井県あわら市の佐々木康男市長は「かるたの強豪選手が揃う地で、福井の自然や文化を海外の選手に体験してほしい」と期待感を示しました。文京区の成澤廣修区長も、競技かるた発祥の地としてその普及に努める姿勢を明言。
オリンピックとの関わり
共催者として参画している公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会もメッセージを発表。オリンピック・パラリンピックが文化の祭典であることを語り、日本の伝統文化である小倉百人一首の競技かるたが新たな形で国際的な舞台に立つことを評価しました。
お祝いのメッセージ
競技かるたに敬意を表し、「ちはやふる」の原作者、末次由紀先生からも祝福のコメントが寄せられました。先生は、競技かるたが国内外に広がることを期待し、このイベントが新しい交流の場になることを祈念しています。
このフェスティバルは、まさに日本の伝統を世界に発信する絶好の機会となるでしょう。これからもかるたが多くの人々に愛される文化となることを願っています。