ママたちの本音を直撃する『ママリサ』第2弾
子育て世代のママたちが直面する様々な問題にフォーカスを当てる調査企画『ママリサ』の第2弾となる今回は、注目の「ママカースト」についての実態が明らかになりました。日本中で子育てをするママたちの本音や感情が、インターネットを通じてどのように表現されているのか、貴重なデータと共にお伝えします。
調査の概要
今回の調査は、2015年8月28日から2015年9月9日にかけて、全国390名の子育て中の女性を対象に行いました。「ママカースト」に関する意識や実態を問うたもので、ドラマの影響もあって「ママカースト」という言葉を知っているママが約6割にのぼる結果となりました。
「ママカースト」の現状
知名度と存在感
調査によると、約6割のママが「ママカースト」の言葉を知っているとのことで、特にドラマに影響を受けたという声が多く見受けられました。また、「周囲にママカーストが存在するか」という質問には、17%が「ある」と答えましたが、正確には「ない」と自信を持って言える人はわずか3割弱だったのです。このことは、「気づいていないだけで実際には存在しているのではないか」というママたちの潜在的な不安を示しているように思われます。
格付けの基準
「ママカースト」を構成する要素は多様です。ママ自身の性格やファッション、収入、子供、住居形態や車の種類など、様々な視点から格付けが行われていることが分かります。特に、夫の収入や職業が強く関連している一方で、「見た目」が重要視されているわけではないという意外な結果も明らかになりました。ママたち間での格付けは、その人の持つ「キャラクター」による部分が大きいということです。
カーストの頂点に君臨するママ
調査の結果、「ママカースト」の頂点に立つのは「交友関係の広いママ」と「お金持ちのママ」であることが分かりました。これらのママたちがなぜ優位な立場にあるのか、声を寄せたママたちの意見を基に分析してみました。
交友関係の広いママ
- - 社交性に富む人は話題が豊富で、自然とリーダーシップを取ることができる。
- - 人脈を持っていることで、周囲からの影響力も強く、その存在は「敵に回したら怖い」と思わせるほど。
- - 情報が豊富であるため、時勢に適したアドバイスができる。
お金持ちのママ
- - 経済的余裕があり、自身はもちろん子供にも充実した生涯を受けさせている。
- - 上品なおしゃれなランチなども楽しむことができ、周りに嫉妬され、その地位を確立。
- - 感情的にも金銭的にも優位に立っているため、大きな自信を持っている。
巻き込まれないための振る舞い方
多くのママたちは、厄介な人間関係や格付けに巻き込まれたくないと感じているようです。「ママカースト」に入りたくないという声が多く集まりました。それに対処するための実践的なアドバイスも掲載されており、以下のような5つの農れが挙げられました。
1. 笑顔で挨拶しつつ個人的なことに深入りしない。
2. 他のコミュニティを持つことで、ママ友との関係を多様化する。
3. 自分を大切にし、無理に周囲に合わせない。
4. 子どもの行事にはパートナーや家族も連れて行くことで、あまり関わりを持たない。
5. 子どもとの時間を最優先にし、子育てに専念する。
今後も『ママリサ』はさまざまな視点から、子育て世代のママたちの本音や傾向を調査してまいります。これからも、「ママカースト」やその周辺のリアルな姿を追求し続けることに期待が寄せられます。