SNS利用者の実態調査:日常生活における活用法とは
最近のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用状況に関する調査結果が発表されました。この調査は、マイボイスコム株式会社が2025年11月に実施したもので、11,396名の回答者から得た貴重なデータをもとにしています。
1. SNSの登録状況
調査によれば、SNSに登録している人は全体の72%に達しています。この数字は特に30代から50代の女性において80%を超え、他の年齢層と比較して著しく高いことが見て取れます。こうした結果は、SNSが彼女たちの日常生活に十分浸透していることを示しています。
2. SNSの利用頻度
SNS利用者が、「1日2回以上」利用している割合は54.6%です。特に男性の10代・20代や女性の10代・30代では、利用頻度は70%に達しています。利用されるプラットフォームは『Threads』や『TikTok』が多く見られる傾向にあり、若い世代がこれらのサービスを積極的に活用していることが伺えます。
3. SNSを使うシチュエーション
人々がSNSをどのようなシチュエーションで利用しているかについても調査が行われました。1位は「自宅でくつろいでいるとき」で、55.9%の人がこの状況で利用すると回答。次いで「暇なとき」と「すきま時間」がそれぞれ30%台で続きます。特に、30代以下の若年層では自宅でのくつろぎ時間や就寝前の利用が多いことが示されています。
4. 利用デバイスについて
SNSを利用するデバイスは、「スマートフォン」が91.3%と圧倒的に高い割合を占めています。次に「ノートパソコン」と「デスクトップパソコン」が続きますが、特に『LINE』や『TikTok』を使う人々に限ると、ほぼ98%がスマートフォンを利用している結果となりました。これは、SNSがモバイルファーストで運用されていることを反映しています。
5. 将来的に利用したいSNS
利用者が今後どのSNSを使いたいかを聞いたところ、最も多かったのが「LINE」(49.0%)で、次いで「X(旧Twitter)」や「Instagram」がそれぞれ20%台に達しています。特に若い女性の間で「Instagram」の支持が高く、将来的にこのプラットフォームを利用したいと考えているようです。
6. 閲覧だけのSNS利用
驚くべきことに、SNS認知者の約65%は投稿やコメントをせずに単に閲覧だけを行っていると回答しています。閲覧するだけのSNSは「Instagram」「X」「LINE」が人気で、特に女性の30代から50代ではInstagramが多く利用されています。この傾向は、情報を単に追うだけの利用法が好まれていることを物語っています。
利用者の声
最後に、SNSについての利用者の感想をいくつか紹介します。
- - 「自由に意見を投稿できるサービスだけど、誤った情報が流れることも多い。」(男性 17歳)
- - 「人との繋がりを感じられるポジティブなサービス。」(男性 27歳)
- - 「社会情勢や流行を知るために利用している。」(女性 63歳)
SNSの影響は今後もますます広がるでしょう。この調査結果を通じて、私たちの生活にどのようにSNSが根付いているかを再認識することができます。SNSをどのように活用し、またどのように利用するべきかを考える良い機会かもしれません。
この調査の詳細については、
こちらのリンクで確認できます。