東急不動産HDグループの新たな挑戦
東急不動産HDグループが提供するシニア向け住宅「グランクレール」シリーズでは、特定技能外国人を受け入れる取り組みを強化しています。これは、介護業界が直面する人手不足という社会的な課題に対する重要なアクションの一環です。2023年9月22日より、フィリピンから採用した9名の外国人スタッフが同シリーズの各住宅で勤務を開始します。これにより受け入れ先が4住宅から7住宅に拡大し、当社は今後も多様な人材を活用していく方針です。
介護業界の2030年問題に対応
介護業界は「2025年問題」と呼ばれる深刻な人手不足に直面していますが、東急イーライフデザインは2030年度までに介護スタッフに占める外国人の割合を約10%に引き上げる目標を掲げ、この問題に取り組んでいます。この方針のもと、シニア向け住宅「グランクレール」シリーズでは、介護が必要なシニアと健康なシニア双方に対応した新しい住まいを提供しています。
受け入れ体制の充実
新たに受け入れる特定技能外国人財に対し、当社では彼らが安心して日本で働けるよう、以下のような取り組みを実施しています。
- - 事前研修: 従業員を対象に異文化理解を促進するための研修を行い、受け入れ環境を整えます。
- - 専門研修: 研修機関による日本の文化や業務に関する講義を3週間にわたり行い、彼らがスムーズに業務に適応できるよう支援します。
- - 定期面談: 月に1回本社の人事部門との面談を設け、業務や日常生活面でのフォローを行います。
- - 情報共有: 担当住宅と本社間での定期的な情報交換を推進し、円滑なコミュニケーションを築きます。
第一期生はこのような支援のもと、職場に早く馴染み、業務の質向上に寄与しています。第二期生についても、今後の経験を活かしつつ、サポート体制のさらなる充実を目指しています。
安心・安全・高品質なシニアライフ
「グランクレール」シリーズは、お年寄りが「私らしく生きる」ための住まいを提供します。健康な方が充実したシニア生活を送るための住宅、介護が必要な方のための住宅、同一敷地内に併設されたシニア住宅と介護住宅が特徴です。これにより、安心で高品質なシニアライフが実現します。
具体的な住宅の紹介
- - グランクレール芝浦ケアレジデンス (事業者非所有)
- - グランクレール立川ケアレジデンス (事業者非所有)
- - グランクレール藤が丘ケアレジデンス (事業者非所有)
当社は今後も外国人スタッフが安心して働ける環境を整え、地域社会への貢献を深めていく予定です。多様な価値観を受け入れ、あらゆるシニアが笑顔で毎日を楽しんでいただけるよう、より良い職場づくりを進めてまいります。