DMM TVが次世代動画圧縮コーデックを採用
合同会社DMM.comが運営する「DMM TV」が、国内配信事業者としては初めて次世代動画圧縮コーデックを採用し、2024年7月から本格的な動画配信を始めることを発表しました。この新技術により、ユーザーの視聴体験が一層向上し、データ通信量の削減も期待されています。
進化する視聴体験
DMMは20年以上にわたる動画配信事業の中で、常に最新技術を取り入れ、ユーザーに新しい体験を提供し続けてきました。このたびの次世代コーデックの導入により、Full HD(1080p)映像では従来のコーデックに比べて40%から70%の通信量で同等の画質が楽しめるようになります。
この改善は、ユーザーが混雑した回線でも安定した視聴を実現し、再生やシーク操作のパフォーマンスも向上させることに寄与します。また、ストリーミング視聴だけでなく、ダウンロード視聴にも対応するため、スマートフォンのストレージ容量もより効率よく使えるようになります。
DMMの継続的な取り組み
DMMは、特にアニメコンテンツのために、画質向上とデータ圧縮の両立を目指してきました。次世代コーデックの導入は容易ではなく、パラメータによるデータ量のコントロールが難しいため、しっかりとした技術開発が必要です。
DMMは、VMAF(Video Multi-Method Assessment Fusion)をはじめとする画質評価指標をもとに、アニメ作品に特有の視覚的挑戦にも対応しています。これにより、画質を保ちながらさらに50%のデータ圧縮を実現しました。
コンテンツ提供の現状と今後の展望
現在、「DMM TV」では2024年1月から配信されるアニメ作品に次世代コーデックを順次導入しており、対象コンテンツも拡大中です。これに対応したAndroidスマートフォンやAndroid TV、Fire TV上での再生が可能です。今後はiPhone、iPadやVR機器への対応も進む予定です。
「DMM TV」は、常にユーザーに最高の視聴体験を提供することを目指し、最新技術の開発を続けていきます。今後の動向にも注目です。
DMM TVの魅力
「DMM TV」は、アニメを中心に、バラエティやミュージカル、映画など多様なジャンルのコンテンツを提供しています。月額550円(税込)で約5,900作品のアニメを含む19万本以上のコンテンツを楽しむことができ、非常にコストパフォーマンスに優れています。
さらに、公式SNSやYouTubeチャンネルも充実しており、最新情報にアクセスしやすい環境が整っています。DMMの創業以来の成果を基に、新しいエンタメ体験をユーザーに提供し続けていることは、他の配信サービスとは一線を画した魅力となっています。
このように「DMM TV」は、次世代技術を導入し、進化し続けることで、ユーザーの期待に応えていくでしょう。