日本初の夜間公道巡回警備、セキュリティロボット『cocobo』登場

日本初の夜間公道巡回警備がスタート

2025年7月1日、東京都港区の赤坂インターシティAIRにて、日本初の遠隔操作型小型車による夜間を含む公道巡回警備が開始されることが発表されました。このプロジェクトは、日鉄興和不動産株式会社と赤坂インターシティマネジメント株式会社、さらにセコム株式会社の協力により実現しました。

魅力的なセキュリティロボット『cocobo』

この巡回警備の要となるのが、セコムが開発したセキュリティロボット『cocobo』です。AIや5Gを活用したこのロボットは、常駐警備員の代わりに自律的に巡回を行い、リアルタイムでAI解析を行いながら異常を検知することができます。これにより、残留者や転倒者の発見が可能となります。

また、不審者を検出した際には、音声やライトを用いて警告が行えるなど、高度な対応が可能です。

運用の背景

このプロジェクトがスタートした背景には、国内における人手不足や管理コストの増加が挙げられます。近年、警備業界では人手を省く方向にシフトしており、ロボット導入の必要性が高まっているのです。実稼働するのは初めての事例ですが、実際に空港や商業施設では、ロボットによる警備が成功を収めています。

今後の展望

赤坂インターシティAIRの周辺で運用を始めることで、他の施設でも導入の可能性が広がることが期待されます。特に、ビルの外周や屋内の共有部分を巡回することで、安全性が大幅に向上します。この取り組みは、地域の安全性を高めるだけでなく、警備業界全体に革新をもたらすことでしょう。

まとめ

「cocobo」による公道巡回警備は、2025年に向けて進化を遂げる日本のセキュリティシステムの一環として注目されています。将来的な人手不足解消や、コスト抑制を目指す中で、AI技術を駆使したロボットがどのように活用されていくのか、大いに期待が高まるところです。これからも進化し続ける日本の安全対策に目が離せません。