佐渡古民家ステイ「さどまり 泉の家」が開業
佐渡汽船株式会社が新たに「佐渡古民家ステイ さどまり 泉の家」を2025年3月10日にオープンします。これは、このブランドの第2号物件で、歴史ある古民家を再生した完全貸切型の宿泊施設です。
施設の魅力
「泉の家」は、佐渡島金井地区に位置し、伝統的な建築を現代の快適性と融合させた一棟貸しのクラシック・モダンな古民家です。昨年7月に世界文化遺産に登録された「佐渡金山」、および豊かな文化を持つ佐渡島の一端を感じながら、独特の非日常体験を提供します。
建築家のこだわり
この施設の設計は、人気建築家渡辺純氏によるもので、「護られた場」という独自のコンセプトを実現しています。特に、小屋組みの梁や大黒柱を活かし、住まう人に安心感と質の高さを提供するよう設計されています。また、敷地内にある土蔵や納屋など、古き良き伝統的な建物群が宿泊体験を豊かにする要素となっています。
上質なプライベート空間
最大7名まで宿泊可能な広々とした空間が提供され、家族や友人とともに贅沢なひとときを過ごすことができます。廊下を通り抜け、リビングに足を踏み入れれば、天井高5メートルのダイナミックな空間が広がります。スマートロックによる無人運営で、プライベート感も満載。キッチンでは地元の食材を使った料理を楽しむことができ、佐渡の生活に触れることができます。
予約情報と料金プラン
「佐渡古民家ステイ さどまり 泉の家」は、2025年2月28日から予約を開始します。宿泊料金は4万円からで、シーズンや曜日により変動します。事前決済のみで、チェックインは16時から、チェックアウトは10時までとなっています。
オープン記念として3月10日から4月25日の期間中には、通常料金から30%オフの特別モニタープランを用意しています。こちらは公式ウェブサイトからのみ予約可能です。
内覧会のご案内
報道関係者へは2月27日に内覧会を行い、設計者の渡辺氏による解説も予定しています。佐渡島の観光振興に向けた取り組みについてもご紹介します。
地域への影響
佐渡市の空き家問題に取り組む一環として、この古民家リノベーション事業が実施されています。現在、空き家率は全国平均より遥かに高く、その改善が急務とされています。地域経済や観光促進に寄与することが期待されているこのプロジェクトで、伝統的な建築文化を次世代へとつなげる重要な役割を果たすことでしょう。
「佐渡古民家ステイ さどまり 泉の家」は、訪れる人々に新たな体験と思い出を提供し、佐渡の文化を感じられる場として機能していくことが期待されます。