二国間クレジット制度の最新情報を知ろう!
8月6日、水曜日の14時から14時45分にかけて、株式会社exroadが主催し、三菱UFJリサーチ&コンサルティングと共催する無料ウェビナーが開催されます。このウェビナーのテーマは、「JCM(Joint Credit Mechanism:二国間クレジット制度)の最新動向と実務ナレッジの共有」です。参加は無料ですが、企業メールアドレスでの事前登録が必要です。
JCMの重要性と背景
JCMは、国際的な温暖化対策の枠組みとして日本政府によって推進されています。今年の2月18日には改定地球温暖化対策計画が閣議決定され、日本はJCMを駆使して2030年までに累計1億トンの排出削減を目指すと発表しました。この数値は2040年に向けて2億トンにまで拡大する見込みです。これに伴い、民間企業もJCMへの注目が高まっています。
しかしながら、実際のプロジェクトを推進するうえで、どのように進めたらよいのか迷う企業も少なくありません。相手国との二国間協議や、パリ協定に基づく相当調整、MRV(モニタリング、報告、検証)など、複雑な要素が絡むため、自力での理解や進行は非常に難しいことです。
ウェビナーの内容と見どころ
本ウェビナーでは、JCMについての基本的な情報は省略し、実際にプロジェクトを推進する際に直面する課題や相手国と効果的に交渉するための実用的な知見に焦点を当てます。これにより、参加者が持つ具体的な疑問や課題に対するヒントを得ることができるでしょう。
特に、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの上席主任研究員である邉見達志氏がゲストスピーカーとして登壇します。邉見氏は、世界銀行のArticle 6 Advisory Groupの委員も務めており、豊富な知識と経験を持つ方です。セッションでは、最新のJCM関連情報や実務で役立つ知識が紹介されます。
参加方法と注意点
ズームを通じての視聴となりますので、事前に申し込みが必要です。申し込みは、指定されたリンクから行えます。なお、Gmailなどのフリーメールアドレスでは申し込みを受け付けていないため、企業・法人のメールアドレスでの登録が求められます。
このウェビナーは、JCMへの取り組みを検討している企業、すでに実施している企業、またJCMクレジットの購入を希望する方々にとって、貴重な機会となるでしょう。
まとめ
カーボンクレジットや排出量取引制度は、今後の環境政策においてますます注目される分野です。UDC(従来型の化石燃料推進 vs. 環境意識の高い地域社会)という二項対立がある中で、JCMを利用した企業の取り組みがどう進化するのか。ぜひこのウェビナー参加のご検討をお願いします!