次世代AIクラウドエディタ「LAWGUE」が新機能を発表
自社ナレッジを活用した契約書レビュー
FRAIM株式会社は、次世代AIクラウドエディタ「LAWGUE」において、ナレッジAIレビュー機能のクローズドβテストを10月から開始しました。この新機能は、従来の契約書レビューの課題を解決するために設計されており、自社のナレッジを基にリスクの抽出や修正文案の生成を行います。このテストを経て、2024年中にはβ版のリリースを予定しています。
特徴と利点
このナレッジAIレビュー機能の特長は、自動レビューにおいて特別な事前準備が不要な点です。従来のAI契約書レビュー機能では、事前に登録されたリスクポイントにしか対応できず、業界特有や企業独自の契約書におけるリスクの検出が難しいものでした。しかし、ナレッジAIレビュー機能は自社の過去契約書や雛形を参考にすることで、これまでのレビューでは気づけなかったリスクも抽出できるようになっています。
もう一つの大きな利点は、契約書の類型に制限されず自動レビューが行える点です。対象契約書に対して比較対象があれば、その権利や義務の違いからリスクを検出し、複雑な内容の契約書にも対応可能です。これにより、特に企業の契約書作成や見直しにおいて大きな効率化が期待されます。
リスクポイントの自動検出と修正文案
ナレッジAIレビュー機能では、リスクポイントを自動で検出し、それに対する修正文案をAIが生成します。作業者はAIが提案した修正文を確認し、必要に応じて手直しを行うことで、業務のスピードを大幅に向上させることができます。このプロセスにより、従来の手作業で行っていた確認作業を大幅に軽減することが可能となります。
多言語対応
さらに、この機能は日本語と英語の両方に対応しており、国際的なビジネスシーンでも十分に活用できる柔軟性があります。これにより、国内外問わず多様なニーズに応じた契約書レビューが実現します。
従来のAIレビュー機能との違い
これまでの契約書レビュー機能は、提供される雛形と契約書を照合する方法で、事前準備されたリスクに基づいて判断を行っていました。そのため、新しいリスクパターンや個人のニーズに対応することが難しかったのです。しかし、ナレッジAIレビュー機能は、過去の契約書との比較によって新たなリスクの発見や、その修正案の提案を可能にします。
セミナーの開催
また、このナレッジAIレビュー機能について詳しく知りたい方のために、オンラインセミナーも開催予定です。2024年10月16日(水)には、「自社基準で契約書のAIレビューが可能に?」というテーマで、Zoomを介して無料で参加することができます。契約書レビューに関心がある方、特にFRAIM株式会社やLAWGUEについて知らない方も、ぜひこのセミナーに参加してその利点を理解してください。
まとめ
「LAWGUE」は、文書作成をあらゆる面からサポート・効率化するAIを搭載したクラウド ドキュメント ワークスペースです。費用対効果の高い方法で企業や法律事務所の文書業務を現代化し、効率的な運用が可能です。今後のアップデートにも注目が集まります。