愛媛県八幡浜市とウォータースタンドが協定を締結
愛媛県八幡浜市は、2025年7月11日、浄水型ウォーターサーバーのレンタル事業を行うウォータースタンド株式会社と「SDGs × ゼロカーボンシティ達成に向けたプラスチックごみ削減に関する協定」を締結しました。この協定により、使い捨てプラスチックの削減と脱炭素社会の実現に向けた連携を強化することを目指します。
協定の概要
本協定は、八幡浜市とウォータースタンド株式会社が共同で進めるプラスチックごみ削減に関する取り組みの一環です。市民や事業者と協力しながら、使い捨てプラスチック製品の使用を抑制し、市内でのごみ減量や地球温暖化問題の解決に寄与するとともに、2050年までに温室効果ガス排出を実質ゼロとする「ゼロカーボンシティ」を達成することを目的としています。
八幡浜市長の大城一郎氏は、この協定がペットボトルの使用を削減するだけでなく、子どもたちの意見を反映し、より良い環境を次世代に残す手助けになると期待を寄せています。特に、市内の公共施設にマイボトル用の給水機を設置し、利用者がマイボトルを持参することを促進することが重要とされています。
八幡浜市の子どもたちの意見も反映
大城市長は、昨年開催された「子ども会議」での意見に触れ、子どもたちから「児童センターに無料給水機を置いてほしい」という要望が寄せられたことを述べました。今回の協定締結により、その要望にも応えることができたことを嬉しく思っています。このように、環境問題の解決において、将来を担う子どもたちの意見を大切にする姿勢が特徴的です。
マイボトル普及の取り組み
八幡浜市は、環境基本計画に基づき、「持続可能な環境をはぐくむまち八幡浜」を目指し、マイボトルの利用促進に取り組んでいます。市とウォータースタンドの協力によって、循環型社会の実現へ向けた一歩を踏み出し、地域全体で環境負荷を軽減する取り組みを進めています。
ウォータースタンドの活動
ウォータースタンド株式会社は、使い捨てプラスチックボトルの削減を目指して、全国各地で自治体や教育委員会との「ボトルフリープロジェクト」を展開しています。このプロジェクトでは、誰もが利用できる水道水を使った新しい給水スタンドの整備を進め、マイボトルの使用を促進しています。
企業としての責任感を持ち、環境負荷の少ない生活様式への転換を図ることで、地球温暖化対策や健康向上を実現しています。また、これらの取り組みは社会に広がりを見せており、環境問題に敏感な人々や家族を中心に支持を集めています。
さいたま市産業創造財団からも評価
ウォータースタンドは、過去に複数の賞を受賞しており、特に環境保護に関する取り組みが評価されてきました。例えば、かわさきSDGs大賞2023特別賞や、経済産業省の中小企業のSDGs取組事例としても注目されています。
まとめ
八幡浜市とウォータースタンドの協定締結は、地域社会と企業が連携してプラスチックごみ削減に取り組み、未来のための持続可能な社会を築くための重要なステップです。この協定によって何が変わるのか、これからの取り組みに大いに期待が寄せられます。子どもたちの意見も反映され、未来を見据えた持続可能な生活スタイルの推進が重要な課題となるでしょう。