神戸市立須磨翔風高校が地域活性化に貢献!手作り看板を贈呈
神戸市立須磨翔風高等学校の生徒有志による素晴らしい取り組みが、地域頼みの活性化に寄与しています。パーソルテンプスタッフが運営する「神戸名谷ワークラボAOZORA」において、同高校の生徒たちが手作りの看板やメニュー表、デザインコースターを制作し、贈呈式が開催されました。この授与式は2024年9月13日に行われ、多くの関係者が出席しました。地域づくりに貢献する生徒たちの姿が話題になっています。
プロジェクト発足の背景
カフェ&ダイニングあおぞらが抱える問題として、「名谷エリアの来客を増やしたい」「店内の雰囲気をもっと伝えたい」という思いがありました。今年の1月、菅の台ふれあいのまちづくり協議会がこのニーズを満たすために須磨翔風高校との連携を提案したことが、プロジェクトのスタートとなりました。
その後、須磨翔風高校の生徒たちが2月に見学ツアーを実施し、カフェの改善点についての意見交換が行われました。生徒たちは「看板や料理の写真を掲載することで、訪問者を増やすことができる」といったアイデアを出し、3月には更に深い検討を重ねるためにワークショップも開かれました。
制作の過程
このプロジェクトには、須磨翔風高校の書道部や写真部も協力し、夏にかけて看板、メニュー表、コースターのデザインが進められました。生徒たちは、一つ一つのデザインや言葉にこだわり、特にコースターについては80通りの異なる言葉を考案しました。
9月13日には、制作した作品を「カフェ&ダイニングあおぞら」に贈呈し、感謝状授与式が執り行われました。この日に参加した生徒たちは、自身の作品や活動に対する思いを語り、手作りの温かみを感じることができる贈り物となりました。
生徒たちの反響
式典では、自ら制作した看板やコースターに対する感想や思いが寄せられました。一人の生徒は、「絵を描くのが得意ではなかったが、皆との協力により良い看板を作れた」と述べました。また、他の生徒は「暖かさを伝えるコースターを作ることができ、嬉しい」と心境を語っています。
教育現場から期待される取り組み
須磨翔風高校の村上昌也学校長は、この取り組みが地域との連携活動として素晴らしい成果を生んだことに感謝を述べると共に、地域課題の解決へ向けた教育の重要性を強調しました。「地域の皆さんと共に活動を進めることで、生徒たちにとって貴重な学びの場になる」と期待を寄せています。
地域のコミュニティ形成
「神戸名谷ワークラボAOZORA」は地域交流を促進するために設立され、住民が集う場を提供しています。カフェ&ダイニングあおぞらでは、自家製の野菜を使った料理や地元の特産物を扱うメニューで地元の人々に支持されています。このように地域のつながりを強調し、今後も地域活性化に向けた取り組みを進めていくことが重要視されています。
このように、須磨翔風高校の生徒たちが地域に対して贈った手作りの作品は単なる物ではなく、地域活性化への意欲を示す象徴となっており、この取り組みが他の地域にも波及していくことが期待されます。