mplusplus株式会社が実現する新しいパフォーマンス形態
mplusplus株式会社は、EXILEなどのライブに技術的なサポートを提供しているクリエイティブ企業です。近年、同社は「Robotic Choreographer」と呼ばれる、エンターテインメント分野に特化したロボットの開発に力を入れています。このプロジェクトは2015年から始まり、マッスル株式会社との協力のもとに進められています。
Robotic Choreographerの概要
今回発表された第1号機は全長約3メートルのロボットで、3つの関節を持っており、人間のような繊細かつ優雅な動きを実現しています。このロボットの特筆すべき点は、「0.25秒に1回転」という速度で動くことができる点です。この動きは、従来のロボットには難しかったものであり、パフォーマンスの幅を大きく広げることが期待されています。
さらに、ロボットの動きに合わせて振り付けを簡単に行うためのユーザーインターフェースも開発されています。振り付けの作成を容易にすることで、ダンサーとロボットの協働による新たな表現が可能になるのです。これらの技術を結集し、プロモーションビデオ「Last Note」ではロボットと人間ダンサーの共演が披露され、光の演出とともに観客を魅了します。
プロモーションビデオ「Last Note」
プロモーションビデオ「Last Note」では、ダンサーChi$atoが「Robotic Choreographer」と共に演じるエモーショナルで精緻なパフォーマンスが楽しめます。振付は、国際的に活躍する振付師Ueno Chihiroによって手掛けられました。今回は、このユニークなパフォーマンスのために新たに制作された楽曲も注目です。
楽曲「Last Note」は、mplusplusに所属するトラックメイカーのSunaoSystemと、シンガーのk-overが手を組んで制作したものです。無機質なエレクトロニックサウンドに叙情的なボーカルが融合し、魅力的なPOP MUSICに仕上がっています。このプロモーションビデオの公開に合わせて、音楽配信サービスでも配信が開始されました。
今後の展望
mplusplus株式会社は、今後も「Robotic Choreographer」を中心に、新たなパフォーマンスシステムを続々と開発する予定です。これにより、ダンスや音楽、光の演出など、様々な要素が組み合わさった新たな表現の形が提案され続けることでしょう。
mplusplusの今後の展開に注目が集まっています。さらに、彼らはその技術をもとに、国内外でのパフォーマンスに挑戦し続けており、目が離せません。
mplusplus株式会社のプロフィール
mplusplus株式会社は、2013年に藤本実によって設立されたクリエイティブカンパニーで、ウェアラブルデバイスやロボットを駆使したパフォーマンスを手がけています。特に、ダンスと光を融合させた「Lighting Choreographer」の技術は高く評価されており、国内外で多数のパフォーマンスを成功させています。
関連リンク
これからのパフォーマンス界に、新たな風をもたらすmplusplus株式会社。そして、彼らが生み出すロボットたちが、どのように舞台で輝くのか、楽しみでなりません。