エイト日本技術開発がITサービス管理で業務効率化を実現する取り組み
エイト日本技術開発が推進する業務効率化
総合建設コンサルタント企業であるエイト日本技術開発(以下EJEC)は、従来の業務プロセスの見直しと、ITサービス管理の導入を通じて、自社の業務効率化を進めています。2023年4月にServiceNowのIT Service Management(ITSM)を導入したことが発表され、さらにHR Service Delivery(HRSD)の導入も予定されています。
業務効率化への挑戦
EJECは公共インフラ事業に関わる豊富な経験を持ち、その実績は市場から高く評価されています。しかし、業務の進展に伴い、社内の業務プロセスには課題が山積していました。特に、エクセルを中心とした自社独自の業務流や、部門ごとの情報共有の不備、社員パフォーマンスを把握するための指標不足などが、効率的な業務運営を妨げていました。
このような状況を打破するために、EJECは全業務システムの見直しに着手し、まずはITSMの導入を決定しました。ITSMは、組織内における情報技術の利用を設計、提供、管理、改善するための包括的なソリューションです。これにより、業務プロセスの効率化が図られ、情報システム部門の業務の一本化が実現されました。
ITSMの導入がもたらした変化
2023年のITSM導入後、社員からの問い合わせはServiceNowプラットフォームに集約され、従来の電話やメールによる個別の問い合わせ件数はなんと約80%も削減されました。これにより、社員一人一人のエクスペリエンスが向上し、情報システム部門もデータを蓄積しやすくなることで、より合理的な業務運営が可能になっています。
HR Service Deliveryの導入
EJECはHRSDの導入も進めており、2024年の本稼働を目指しています。このシステムは、社員の入社、異動、退社プロセスを円滑に進め、業務アプリケーションを統合することで、社員のパフォーマンスを客観的に評価する仕組みを提供します。さらに、社員のニーズに応じた個別のポータルサイトを通じて、必要な情報をタイムリーに届けることを目指しています。
企業のビジョンと成長
EJECは2021年に策定した中期経営計画の中で、2030年にはESG経営に基づいた「次世代創造企業」を目指しています。DXへの取り組みは、マリンスフィア株式会社の支援を受けながら進められており、デジタル時代における企業の競争力強化に大きく貢献しています。
結論
エイト日本技術開発の取り組みは、業界標準を基にしたシステム導入を通じて、業務効率化と社員満足度の向上を実現しています。DXの進展が求められる現代において、EJECの進化する姿勢は、多くの企業にとっても大いに参考になるでしょう。今後の業務プロセスの変革にますます注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
ServiceNow Japan合同会社
- 住所
- 東京都港区赤坂赤坂1-12-32アーク森ビル
- 電話番号
-
03-4572-9200