シンポジウム「分断国家・米国と新国際秩序」のご案内
公益財団法人新聞通信調査会によるシンポジウムが、2024年12月3日(火)に東京都千代田区のプレスセンターホールで開催されます。このシンポジウムは、「分断国家・米国と新国際秩序~メディアは混迷する世界情勢をどう報じるか~」というテーマで、現在の国際情勢を深く掘り下げます。
シンポジウムの背景
米国の大統領選の結果が国際舞台に与える影響や、選挙を通じて露わになった様々な社会の分断、さらには欧州における右派の台頭、中国やロシアといった専制国家の拡張主義の影響が、世界情勢を複雑化しています。ウクライナ危機や中東の緊迫した状況も、従来の地政学を見直さざるを得ない状況を生み出しています。こうした背景を踏まえ、メディアはどのように情報を報じ、理解を深めるべきかが問われています。
構成と登壇者
シンポジウムは、以下の2部構成で進行します。
第1部:基調講演(13:05〜14:05)
著名な小説家、真山仁氏が基調講演を行います。真山氏は、その鋭い分析力で知られ、現代社会の問題に迫る力強いメッセージを送ることでしょう。
第2部:パネルディスカッション(14:15〜16:15)
コーディネーターは、共同通信特別編集委員の杉田弘毅氏が務め、以下のパネリストが参加します。
- - 上智大学教授 前嶋和弘氏
- - 東京財団政策研究所主席研究員 柯隆氏
- - 筑波大学教授 東野篤子氏
このパネルディスカッションでは、世界が再び「いつか来た道」を進むのか、それとも新たな国際秩序や民主主義のモデルを模索するのか、メディアとはどのように向き合うべきかを議論します。
開催概要
- - 日時: 2024年12月3日(火)12:30開場、13:00開演
- - 場所: プレスセンターホール(東京都千代田区内幸町2-2-1、日本プレスセンタービル10階)
参加は、新聞通信調査会の活動をもとにした多様な視点や知見を得る絶好の機会です。現代の複雑な情勢に関心がある方、特にメディアに携わる方々にとっては、非常に意義深い経験となるでしょう。
新聞通信調査会の使命
新聞通信調査会は1947年に設立された公益財団法人で、新聞通信分野の発展を目的にさまざまな事業を展開しています。月刊誌『メディア展望』の発行、世論調査、講演会やシンポジウムの開催、さらには「ボーン・上田記念国際記者賞」などの授与を通じ、情報社会の健全な発展に寄与しています。
詳細な情報や申込みについては、公式ウェブサイトを参照ください。https://www.chosakai.gr.jp/