TOYOTA ARENA TOKYOが「LEED GOLD®認証」を取得
10月3日に開業した多目的アリーナ、
TOYOTA ARENA TOKYOが、喜ばしいことに環境性能認証の最高評価「LEED GOLD®」を獲得しました。この取得は、国内のアリーナ施設における初の事例であり、その意義は計り知れません。
このアリーナは、トヨタ不動産株式会社が運営し、トヨタアルバルク東京の拠点としても機能します。開業にあたり、すでに「ZEB Ready」認証を取得しており、アリーナ施設として最高評価を得ていることから、環境への配慮が非常に重要な位置づけであることが伺えます。
アリーナのコンセプトと目的
TOYOTA ARENA TOKYOは「可能性にかけていこう」というコンセプトの下、スポーツだけでなく、モビリティやサステナビリティといった新しい領域を探求しています。このアリーナは、人々が集まる可能性を秘めた空間として設計されており、環境対策はその核となる要素の一つです。
社会的責任プロジェクト「ALVARK Will」
トヨタアルバルク東京は2021年から、「ALVARK Will」という社会的責任プロジェクトに取り組んでいます。これにより、再生可能エネルギーの利用を促進し、ごみの全量リサイクルを達成。また、アリーナ内の「SUSTAINABILITY AREA」では、来場者と共に飲食用カップのリサイクルを推進し、環境に優しいアリーナを目指しています。
LEED認証取得のポイント
LEED認証は、U.S. Green Building Council(USGBC)が開発した環境性能評価システムであり、ほとんどの国で認知されています。TOYOTA ARENA TOKYOの「LEED GOLD®認証」の取得にあたり、多くのポイントで高評価を受けました。
1.
エネルギー性能の最適化:高効率の機器を使用し、エネルギーコストを32.3%削減することに成功。
2.
再生可能エネルギーの生産:屋上に設置された300kWの太陽光発電パネルが、年間310MWhの電力を生産。
3.
室内水使用量の削減:地域再生水と雨水を利用し、室内水使用量をLEED基準に対して77.6%の高い削減率を達成。
4.
敷地内の保全と活用:敷地の44%がオープンスペースとして確保され、人々の交流を促進。
施設概要
- - 所在地: 東京都江東区青海
- - 敷地面積: 約26,446㎡
- - 延床面積: 約38,039㎡
- - 収容人数: 約10,000人
- - 開業日: 2025年10月3日
- - 運営会社: トヨタアルバルク東京株式会社
このTOYOTA ARENA TOKYOは、遊びと環境意識を両立させた未来のスポーツ施設のモデルケースとして、国内外で注目を集めることでしょう。環境に優しい設計により、多くの人々が集う場所として、地球環境の保護にも貢献していくことが期待されます。このアリーナがもたらす新たな可能性に、私たちも関心を寄せていきたいと思います。
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