ヤンマーの新基幹システムに採用されたmultibookの実力とは?
ヤンマーインドネシアが新たに採用した基幹システム、multibook。これは、企業のビジネスニーズの変化に柔軟に対応するための重要な選択でした。ヤンマーはこれまで、欧米および東南アジアにおいて統一された基幹システムを運用していましたが、その老朽化が課題となっていました。また、各地域の市場の多様性に対処しなければならず、より適切なソリューションの導入が急務でした。
この背景のもと、multibookが選ばれた理由はその特性にあります。まず、
クラウドシステムであるため、保守管理の負担が軽減される点が大きなメリットです。従来のシステムではコストや手間がかかっていましたが、multibookはそれを劇的に削減できます。
次に、
多言語・多通貨に対応していることも魅力の一つです。特に多国籍なスタッフが揃うヤンマーにとって、英語やインドネシア語、日本語など12言語に対応していることは、業務を円滑に進める上で必須です。様々な国の要件をクリアしつつ運用できるのは大きな強みです。
加えて、
シンプルなユーザーインターフェースも重要な要素です。現場でのオペレーションが中心となるため、わかりやすいデザインは業務効率を大きく向上させます。利用者が直感的に操作できることは、トレーニング時間の短縮にも寄与します。
さらに、負担軽減の要素として挙げられるのが、
連結会計システムとの連携機能です。ヤンマーの本社で使用されている連結会計システムと連動することで、連結決算報告の効率化が図れます。この機能により、経理業務はさらにスムーズに進行し、時間的な余裕が生まれます。
また、
日英両言語のサポート体制が充実しているため、導入後も安心です。サポートがしっかりしていることは、特に新しいシステムを採用する際の不安を軽減し、スムーズな業務運営に寄与します。
今後の展望
今後、ヤンマーインドネシアはmultibookを長期間活用する予定であり、業務の標準化を進めることで、スタッフの入れ替わりがあっても運用が継続できる体制を整えていきます。さらに、multibookの各機能を最大限に活用し、バックオフィス業務の効率化を推進していく方針です。
経営陣のコメント
PT. YANMAR INDONESIAのFinance Directorである酒井貴史氏は、「私たちは経営判断に必要な情報を迅速に提供すること、また会計および税務のコンプライアンスを重視しています。そのため、multibookを導入することで、特にデータの分析が迅速になり、報告業務の精度とスピードが向上することを期待しています」と述べています。
multibookとは
multibookは、導入の速さと処理スピードに優れたクラウドERPの一種です。12カ国語・多通貨に対応し、製造から商社、飲食業に至るまで多様な業種での導入実績があります。また、会計やロジスティクス、固定資産管理といった主な機能が網羅されており、企業が成長するための強力なパートナーです。
このように、ヤンマーにとってmultibookの導入は、単なるシステム更新にとどまらず、未来のビジネス展開に向けた重要なステップとなるでしょう。