浅草の伝統を継承したブランド「wanonuno」が新作動画を公開

ブランド「wanonuno」が提案する新たな法被の魅力

浅草合羽橋で75年の歴史を誇る伝統的な旗屋の精神を受け継ぎ、多様なデザインと機能を持つ日用布製品を生み出す「wanonuno」(ワノヌノ)。このブランドは、2023年に設立され、過去の知恵と現代的な感覚を融合させることで、日本の伝統を惜しむことなく再評価しています。特に注目すべきは、「HAPPIと祭り」をテーマにした新作PR動画の公開です。この動画は、令和七年度の矢先稲荷神社例大祭の模様を背景に、wanonunoの手掛けた法被を身にまとった祭り関係者たちが登場します。

新作動画の詳細

「wanonuno」が制作したこのPR動画は、ストーリー仕立ての全3部作となっており、各巻で法被が持つ深い意味や背景に焦点を当てています。法被は単なる衣装ではなく、地域の祭りにおける重要な役割や、その文化的価値を知ってもらうことを目的としており、視聴者にものづくりの裏にある情熱を伝えることを目指しています。

伝統的な日用布製品の新しい可能性

wanonunoは、法被だけでなく手拭いや風呂敷、暖簾など日本の伝統的な日用布製品に新たな価値を見出しています。

「wanonuno」が展開する商品には、現代のライフスタイルに合ったデザインが施されており、特にHAPPI COATはその代表例です。この新しいHAPPIは、単なる伝統衣装としての法被ではなく、普段着から浴衣、水着に至るまで幅広く着用できるように設計されています。職人の手仕事を基にしたこのHAPPI COATは、着るだけで背筋が伸びるような美しいフォルムを持ち、素材には柔らかで伸縮性のある特製の生地を使用しています。

地域文化を大切にする想い

wanonunoの背後には、創業者である大西陽子さんの強い思いがあります。彼女は家業を継承するために、このブランドを立ち上げ、「昔ながらの職人技術を未来に繋げていきたい」という意志を持っています。大西さんの祖父が営んでいた伝統的な染物店の知識と経験を活かし、これまでの枠組みを超える独自のアイデアを生み出しています。

商品展開と未来のビジョン

現在、wanonunoの製品はオンラインストアを通じて販売されており、今後も期間限定のPOP UPイベントやセレクトショップでの展開が予定されています。新たな布製品の展開を通じて、「日常生活に溶け込む伝統布文化」の普及を図り、国内外に向けてブランドを広めていく計画です。

近い将来の展望には、「HAPPI COAT」をはじめとする新しいアイテムのラインナップや、メガTENUGUIやTENUGUIハンケチといったインパクトのある商品も控えています。wanonunoは日本の布文化の再解釈を進めつつ、日常に根ざした新たな「布のある風景」を提供することを目標としています。

おわりに

wanonunoが提案する新たな法被の価値と意味、そしてブランドの背後にある物語は、すべての人々に日本の伝統文化を再認識させるきっかけとなるでしょう。wanonunoの公式サイトやYouTubeチャンネルでは、新作動画や商品の詳細が見られます。伝統と現代を結ぶこの新たな挑戦を、ぜひ応援してください。