低用量ピル服用実態調査:約8割が経験、処方は医療機関?オンライン?
近年、生理痛の軽減やPMSの改善などに効果が期待される低用量ピル。多くの人が服用している一方、処方を受ける方法や安全性について、疑問を抱く人も少なくない。そこで、美容医療情報サイト「Medimee」は、20~50代の女性100名を対象に、低用量ピルに関するアンケート調査を実施した。
調査結果によると、約8割の女性が過去に低用量ピルを服用した経験があると回答。最も多かった服用理由は「生理痛の軽減」で、約半数の人がその目的でピルを服用していた。
ピルの処方、医療機関とオンライン診療の現状
では、実際に低用量ピルを処方してもらった場所はどこだったのだろうか?アンケート結果によると、約8割の人が「産婦人科やクリニック」で処方を受けたと回答。一方で、約2割の人が「オンライン診療」を利用していた。
オンライン診療は、近年増加傾向にある医療サービス。自宅にいながら医師の診察を受けられるため、時間や場所の制約を受けずに、手軽にピルを処方してもらえる点が魅力だ。しかし、オンライン診療に対する不安の声も多く、約8割の人が「普段から通っているクリニックがあるため」や「オンライン処方が怖い」「副作用が心配」などの理由でオンライン診療を利用していないと回答した。
オンライン診療の満足度
実際にオンラインで低用量ピルを処方を受けたことがある人に、その満足度を聞いたところ、9割以上の人が「とても満足している」または「満足している」と回答した。
オンラインクリニックでは、診察料が無料のところも多く、カウンセリングから気軽に医師に相談できる。医師が症状に合った薬を処方してくれるため、オンライン処方に不安を感じている人も安心して利用できるという声が多い。
低用量ピルを検討する際の注意点
低用量ピルは、生理痛やPMSの改善に効果的な一方で、副作用のリスクもある。また、重い生理痛の場合は、病気の可能性も考えられるため、婦人科を受診して検査を受ける必要がある。
まとめ
今回のアンケート調査では、低用量ピルを服用した経験のある人が多く、生理痛の軽減が主な目的であることがわかった。処方方法は医療機関が主流だが、オンライン診療も増加傾向にある。オンライン診療は、時間や場所の制約を受けずに、手軽にピルを処方してもらえる点が魅力だが、不安を感じている人も多い。
低用量ピルを検討する際は、自分の症状やライフスタイルに合った方法を選び、医師と相談の上、服用することが大切だ。