稲沢市のリサイクル新時代
2025-02-26 11:18:18

明治グループとサントリー、稲沢市でペットボトルリサイクルの新時代を切り開く

明治グループとサントリー、稲沢市でのリサイクル協定について



愛知県稲沢市で、株式会社明治と明治ホールディングス、さらにサントリーグループとの間で、使用済みペットボトルを回収し、新たなペットボトルとして蘇らせる「ボトルtoボトル」水平リサイクルに関する協定が締結されました。この取り組みは、2025年4月1日より開始され、産官民が三位一体となったリサイクルスキームを実現することを目指しています。

協定の背景と目的



日本には高いペットボトルリサイクル率が存在する一方で、実際にペットボトルからペットボトルへの水平リサイクルの割合は33.7%に過ぎません。リサイクルされたペットボトルが他の製品に用いられる場合、結局は焼却されてしまったり、数回の循環でその役目を終えたりすることが多いため、この課題に真剣に取り組む必要があります。

本協定は、ペットボトルのリサイクルの質を高め、新たに石油由来の原料を使わずに、循環型社会に貢献することを目的としています。明治グループとサントリーはそれぞれ、環境負荷を軽減し、持続可能な社会を実現するためのビジョンを掲げています。

取り組みの詳細



今回の協定により、稲沢市で収集された使用済みペットボトルが、明治とサントリーのペットボトル容器として再生され、再利用される流れが確立されます。明治グループは「明治グループサステナビリティ2026ビジョン」を掲げ、2025年までにリサイクル素材の利用比率を70%以上、2030年までには100%を目指しています。

一方、サントリーグループも「100%サステナブル化」を2025年までの目標として掲げており、環境への配慮を強化しています。これらの企業の取り組みは、ペットボトルリサイクルのさらなる推進と、持続可能な社会の実現に寄与するものです。

稲沢市の意義



稲沢市は2021年に「ゼロカーボンシティ宣言」を行い、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目指しています。このような前向きな取り組みを背景に、明治グループとサントリーの協力は、地域社会全体として持続可能な未来に向けた一歩となります。

協定締結式の様子



協定締結式には、明治の愛知工場工場長をはじめ、明治ホールディングスの常務執行役員、稲沢市長、そしてサントリーホールディングスの副本部長が出席しました。各代表は、このパートナーシップがもたらす環境的成果に強い期待を寄せており、地域と企業が一体となることでより効果的なリサイクルが実現できると確認しました。

未来に向けて



明治グループは引き続きプラスチック資源循環の強化に取り組み、循環型社会の実現を目指します。今回の協定により、リサイクルの流れを加速させ、新たな取り組みを進めることで、持続可能な未来に貢献していく考えです。人、社会、そして地球に優しい持続可能な社会を構築するために、これからも様々な取り組みを進めていきます。

こうして、明治グループとサントリーは共に、ペットボトルリサイクルの新時代を切り開き、より良い未来に向けた一歩を踏み出しました。今後の進展に期待が寄せられます。


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