ポーラ文化研究所が提供するデジタル画像貸出サービス
大日本印刷株式会社グループのDNPアートコミュニケーションズは、美術館や博物館の貴重な作品を高精細なデジタル画像として貸し出すサービス「ポーラ文化研究所イメージアーカイブ」を2025年11月17日に開始します。このサービスでは、ポーラ文化研究所が所蔵する作品のデジタルデータを、ユーザーがオンラインで簡単にアクセスできるように提供します。
ポーラ文化研究所とは
ポーラ文化研究所は1976年に設立された機関で、化粧文化に関する学術的な探究を目的としています。化粧が人々の営みの中で培われてきた大切な文化であるとし、収集、保存、調査研究、公開普及に努めています。所蔵品は約6,500点にも上り、古代から現代に至るまでの化粧道具や装身具、文献などが揃っています。特に、
トルクメンの装身具や
コックス・コレクションなど、他に類を見ない貴重な資料も所蔵していることから、美術界でも高く評価されています。
始まった画像貸出サービスの内容
新たに提供される「ポーラ文化研究所イメージアーカイブ」では、現在進行中の展覧会「祝いのよそほい」に関連する112カットの美術作品が貸し出されます。「橘唐草紋散蒔絵婚礼化粧道具」など、化粧にまつわる風俗画や装身具から選び出された画像が含まれており、今後はさらに多くの画像が追加される予定です。
画像の利用は、作品名や作者名、年代、季節などさまざまなキーワードで検索でき、出版物やTV番組、Webコンテンツ、デジタル商品、広告など多様な媒体に対応しています。画像利用料は利用目的によって異なりますが、アート作品を手軽に加える機会が増えることでしょう。
提携美術館の情報
DNPアートコミュニケーションズが扱う画像は、ルーヴル美術館や大英博物館、東京国立博物館など、世界各国の名だたる美術館からも集められています。そのため、利用者は世界中の名作を digital で手に入れることが可能です。日本の美術館も多数提携しており、文化の深い理解を深める絶好のチャンスと言えます。
今後の展望
DNPアートコミュニケーションズは今後も他の美術館や博物館と連携を強化し、さまざまな作品の画像データを充実させていく計画です。さらに、美術作品に関する権利処理やコンサルティングにも力を入れていくようです。具体的なパートナーシップの拡大を通じて、美術と歴史に特化したフォトライブラリーとしての役割を果たすことを目指しています。
美術や文化に興味を持つ全ての人々にとって、この貸出サービスは新しい可能性を広げてくれるものとなるでしょう。興味のある方は、ぜひDNPアートコミュニケーションズのウェブサイト「Image Archives」を訪問し、豊富な美術作品を探索してみてください。リンクはこちら:
Image Archives