上海発の注目作。
2026年1月29日、黒鳥社から正式に刊行された我是白(ウォシバイ)さんの著書『遊戯[完全版]』が、日本の読者に新たな風をもたらしました。この本は、先に中国、アメリカ、フランスで出版されており、四カ国目となる日本の書籍市場への登場です。
我是白さんは、上海で活動する若手カートゥーニストであり、アーティストとしてのセンスは世界中のメディアで高く評価されています。SNS上では65万人以上のフォロワーを持ち、彼の作品は「The New Yorker」や「Bloomberg Businessweek」などの有名な媒体にも掲載されるなど、国際的な注目を集めています。また、日本では音楽アーティスト星野源さんの『いきどまり』のジャケットデザインを手掛けたことでも知られています。
『遊戯』の魅力
『遊戯』の最大の特徴は、その独特なスタイルです。ミニマルなモノクロームの線画を利用し、余計な言葉を排除する「サイレントコミック」によって、ページごとに訪れる日常的な風景とシュールな空想が見事に融合します。作品に登場する、丸い頭を持つキャラクターたちは時に不条理で、時にはユーモラスな物語を展開。ページをめくるたびに、読者は自身の想像力を駆使して新しい世界を経験することになります。
日本での発売に先立ち、1月14日から開催された刊行記念展も大変盛況でした。TIGER MOUNTAIN(東京・虎ノ門)での展示では、彼の作品に対する多くの方々の反響が寄せられ、いかに彼の作品が広く愛されているかを実感する場となりました。
美しい造本と特別付録
『遊戯[完全版]』の書籍は、A5版でハードカバーのクロス装仕上げとなっており、720ページにも及ぶ内容が収められています。特に注目するべきは、特別付録として「WOSHIBAIへの100の質問」が封入されている点です。これにより、彼の作品だけでなく、作家本人の魅力や思いにも触れることができるでしょう。また、彼の美しい線画が施された造本は、シンプルでありながらも静かな存在感を漂わせています。
さらなる展開
今回の書籍発売に合わせ、黒鳥社の公式ECサイト「blkswn market」では、我是白オリジナルグッズも販売されています。書籍と併せて、彼のユニークな作品世界を生活の中で感じることができるアイテムが揃っているので、ぜひチェックしてみてください。
我是白さんの探求する新たなアートの領域は、これからも進化を続けることでしょう。彼のさらなる活躍から目が離せません。