RFID会計ソリューション
2018-02-19 13:00:26
業界初のウォークスルー型RFID会計ソリューション、実験開始
業界初のウォークスルー型RFID会計ソリューション実証実験
トライアルカンパニーは、最新の技術を活用したウォークスルー型RFID会計ソリューションの実証実験を開始しました。このシステムでは、RFIDタグを貼り付けた商品をお客様が会計レーンに通すだけで、自動的に精算が完了します。
この新しい会計方法のポイントは、事前にスキャンしたプリペイドカードの情報を利用することで、商品が検知された瞬間に精算処理が行われ、従来よりも大幅に会計時間を短縮できる点です。さらに、店員の作業を削減することで、オペレーションの効率化が期待されています。お客様には、RFID技術を活用した多様な利便性を提供することが可能となるのです。
トライアルの取り組み
トライアルは「流通情報革命」を掲げ、約三十年間にわたりITの活用による流通業務の革新に尽力してきました。現在、小売業界が直面している少子高齢化による人手不足という課題は深刻です。このため、決済業務の改革は最も urgent なテーマとされています。
これまでは、セルフレジやセミセルフレジを導入し、業務効率の向上を目指してきました。最近では、「スマートレジカート」と呼ばれる新たな方式を開発しました。これにより、お客様が買い物をしながら商品をスキャンし、カートに装着されたタブレットで決済ができる仕組みを実現しました。福岡市の新店舗「スーパーセンタートライアルアイランドシティ店」でもこのシステムが導入されています。
実験の意義
今回のウォークスルー型RFID会計ソリューションは、トライアルの「チェックアウト改革」という新たなステップとして位置付けられています。小型店舗の新業態「クイック」において、少人数でのオペレーションを実現し、将来的には「無人店舗」という形態にも適用可能な新しい決済方式の開発を目指しています。
パナソニックの役割
一方、パナソニック スマートファクトリーソリューションズもこの実証実験に協力しています。彼らは、IoTやロボティクス技術を駆使して、より良い暮らしを実現するためのソリューションを提供しています。昨年には経済産業省がコンビニ向けに発表した「電子タグ1000億枚宣言」を受けて、RFIDレジロボなどの個別ソリューションの開発に取り組んでいます。
今回の実証を通じて、両社はRFIDによる決済の将来性や、サプライチェーン改革の可能性を追求していくとのことです。また、業界の他の企業とも協力し、幅広い知見を得ながら、技術の実用化を進めていきます。
実証実験に関わる企業
本実証実験は、株式会社エフテクトを始め、大阪シーリング印刷株式会社、株式会社ケーウェイズ、株式会社サトー、株式会社大和コンピューター、株式会社デンソーウェーブ、日本マイクロソフト株式会社、株式会社4U Applicationsなど、多くの協力企業により実現されています。
このようなパートナーシップにより、ウォークスルー型RFID会計の実用化が一歩前進することが期待されています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社トライアルカンパニー
- 住所
- 福岡県福岡市東区多の津1-12-2
- 電話番号
-
092-626-5550