IBM iにおけるレガシーシステムの現状
日本では多くの企業がIBM i(AS/400)を基幹システムとして利用し続けています。これまでの安定性と運用の簡便さから、長年にわたり信頼を得てきました。しかし、最近ではこのシステムの改修に関して大きな課題が浮き彫りになっています。特に、COBOLなどのレガシーアプリケーションを扱える人材の不足は深刻です。この人材不足により、企業はシステムの更新や改修を行いたくても、様々な障壁に直面しています。
システム改修の壁
IBM iに関連する課題としては、以下の3つが特に顕著です。
1.
人材不足:COBOLを習得しているエンジニアが少なくなっており、改修を依頼しても対応できる人がいない。
2.
高コスト:専門技術者を確保するためには高いコストがかかり、予算に影響を及ぼす。
3.
長い待ち時間:システム改修を行うためのリソースが限られているため、依頼してもすぐに作業が進まない。
このような状況では、企業はしばしば手作業に頼らざるを得ず、紙やExcelなどを使った非効率な業務プロセスが横行しています。それが生産性の低下や個人依存の業務体制を生み出し、最終的には競争力の喪失にも繋がるのです。
IBM iユーザーの現実
その結果、IBM iを利用する企業は新しい業務要件や多様な顧客のニーズに柔軟に応えることが困難になっています。改修が必要なのにも関わらず、人材の問題やコストの壁から動けずにいる企業が多く、現場の苦しみは増すばかりです。
この「待たされる」「できない」「高すぎる」という三重苦を解消するためには、システムのバックエンドを直接改修することなく、新しいアプローチを模索することが重要です。
フロント側からの効率化
今回開催されるウェビナーでは、IBM iユーザーが直面している改修の難しさや人材不足、手作業依存といった問題を掘り下げていきます。そして、従来のレガシーシステムを何とか改修することなく、フロント側で受発注業務を効率化する具体的な方法を紹介する予定です。
主なソリューションとしては、以下の3つが挙げられます。
- - EDiFAS:購買業務を効率化するツール。
- - MOS:受発注業務をWeb化するためのプラットフォーム。
- - MONO-X ONE:標準機能では対応できない部分をノーコードで補完するための開発環境。
これらのツールを組み合わせることで、業務に必要なデータをバックエンドに連携する仕組みを確立し、従来の手作業から解放される可能性が広がります。
ウェビナーの詳細
主催者であるNDIソリューションズ株式会社、株式会社イグアス、株式会社アクロスソリューションズ、株式会社エクスが協力し、株式会社オープンソース活用研究所やマジセミの支援を受けて実施されるこのウェビナーは、新たな業務改革の一環として、実践的で役立つ情報を提供します。
参加希望者は、詳細情報や申し込みについて以下のリンクを参照してください。今後もマジセミでは、参加者の役に立つウェビナーを継続して開催していきます。
詳細・参加申込はこちら
マジセミ株式会社
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