金沢工業大学とシスコ
2026-10-23 16:11:19

金沢工業大学とシスコが産学連携協定を締結、デジタル人材育成へ

金沢工業大学とシスコの新たな協力関係



石川県野々市市に位置する金沢工業大学が、東京都港区に本社を置くシスコシステムズ合同会社と産学連携に関する包括協定を締結しました。この協定は、デジタル社会の進展において特に重要とされるサイバーセキュリティ、AI及びデータ活用領域での人材育成と、地域の抱える課題に対する解決策を共同で探ることを目的としています。

協定の背景



近年、企業や地方自治体はサイバー攻撃の対象となり、これに対抗するためのセキュリティ対策が急務となっています。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に伴い、データを分析・活用できる人材のニーズも高まっています。これらの背景から、金沢工業大学とシスコは協議を重ね、協定の締結に至りました。

金沢工業大学は2000年からシスコネットワーキングアカデミーに加盟し、情報工学科の中沢実教授が長年にわたって教育活動を推進してきました。これまでも、金沢マラソンにおけるAI技術を活用した応援メッセージのシステムなどで連携してきました。

貢献する取り組み



この協定に基づいて、以下の具体的な取り組みが予定されています。
1. サイバーセキュリティ人材及びデータアナリスト育成
- 学生に実践的な講義や演習を提供し、企業や地域社会で即戦力となる人材を育てることを目指します。

2. 学生主体のSecurity Operations Centerプロジェクト
- 中沢実教授が企画したこのプロジェクトでは、シスコのSplunkを活用し、学生がログ分析や異常検知、インシデント対応を実践的に学ぶことができます。

3. 世界水準の教育の実現
- 金沢工業大学は、海外提携校である米国ロチェスター工科大学(RIT)の「Global Cybersecurity Institute」の取り組みを参考にし、学生が国際的な実践教育に参加する機会を創出します。

4. AI・データ活用による地域課題解決
- AI技術やデータ分析を駆使し、地域イベントなどのシステム開発を進めることにより、地域社会にも貢献します。

5. コーオプ教育との連携
- 産業界での実務経験を積む機会を提供し、学生が卒業後すぐに活躍できるようにします。

期待される将来像



この協定を通じて、金沢工業大学とシスコは、北陸地域におけるデジタル人材の育成と安全なデジタル社会の実現に貢献することを目指しています。また、地域企業や自治体とのさらなる連携を図ることで、教育や研究成果の社会実装を推進し、地域の持続可能な発展に寄与する可能性を秘めています。

コメント



シスコシステムズ合同会社の仁王淳治専務執行役員は、金沢工業大学とこの協定を締結できたことに大変喜びを示し、「サイバー脅威への対応や地域DXの推進において、高度な専門性と実践力を備えた人材の育成が急務です」と述べました。

金沢工業大学の大澤敏学長も、「学生が世界水準の技術や実践環境に触れる機会が大きく広がりました。社会課題に貢献する高度専門人材の育成に取り組んでいきます」と、協定に期待を寄せています。


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