UKICOが贈る新MV「Temporary Amnesia」とアルバムの深い物語

シンガーソングライターであり、トラックメイカー、モデルとして幅広く活動するUKICOが、2022年2月2日に新ミュージックビデオ「Temporary Amnesia」を発表しました。この楽曲は、彼女が5年間も手がけたアルバム『ASCENSION』の最後に生まれたもので、コロナ禍の影響で自粛を余儀なくされた期間に書かれました。彼女は、この曲の制作を通じて人間の本来の力を再認識し、その目覚めをテーマにしています。「私たちはもしかしたらこれまで眠っていたのかもしれない」という思いが込められています。

新曲「Temporary Amnesia」は、名高い音楽エンジニア、マイク・ラーソンとの共同制作により、特別な響きを持っています。マイクはファレル・ウィリアムスの音楽を手がけたことで知られ、このコラボレーションはコロナ禍という特殊な状況下での偶然から実現しました。

UKICOの新たなミュージックビデオは、彼女のデビュー作となる三部作の完結編として位置づけられています。この三部作は、日本の神話を基にしたストーリーが展開されています。最初の曲「Denial」では女神イザナミが火の神を生み出したために死に、黄泉の国へと去ってしまいます。彼女は、愛するソウルメイトを失い、苦悩と向き合うことができずに闇にとらわれてしまいます。その後の「Hostage」では、彼女が自身の心の奥深い闇に囚われる様子と、そこからの目覚め、高い意識への昇華が描かれています。

三部作の最終章となる「Temporary Amnesia」において、イザナミは人間としての新たな人生を歩み始めます。神としての記憶を夢の中で見た彼女は、時や空間を超えてソウルメイトであるイザナギと再会します。この再会は、不安や苦悩からの解放を象徴しています。

このように、UKICOの音楽には、深い精神的なメッセージが詰まっています。彼女自身も、音楽活動のみならず、瞑想や占いを通じて心の平穏を追求しており、瞑想のガイダンス音源を制作し、SNSで共有しています。彼女の音楽と哲学は、聴く人々に癒しと力強いメッセージを届けることでしょう。

アルバム『ASCENSION』は、彼女の成長と変容を反映した作品であり、これまでの旅の集大成とも言えます。UKICOの公式サイトやSNSで新曲の情報をチェックし、彼女が描く心の旅を体感してみてはいかがでしょうか。彼女の音楽とアートの融合は、これからも多くの人々に感動を与えていくことでしょう。