和香園の挑戦
2021-11-26 11:00:12
鹿児島茶の魅力を世界に発信する和香園の新たな試み
鹿児島茶の魅力を世界に発信する和香園の新たな試み
鹿児島県はかつて、日本の茶産出額において静岡県に大きく差をつけられていました。しかし、年々その生産量を増やし、2019年にはついに産出額で日本一に輝くほどの快挙を成し遂げました。今や、鹿児島は生産量でも日本で2位という、茶業界において最も勢いのある地域となっています。
さらに、日本茶の輸出も目覚ましく、過去10年間で海外への出荷量は約2.5倍に増加しました。特に2020年には、北米における健康志向の高まりや、新型コロナウイルスに伴う巣ごもり需要などから、前年比10.6%の増加が見られました。このような背景から、鹿児島の茶を代表する和香園が、ECサイトを中心にしたブランド戦略を開始することとなりました。
和香園は、鹿児島県内に300haの広大な茶園を持つ、国内最大級の茶生産会社、鹿児島堀口製茶の小売業態としても知られています。和香園は高品質な緑茶や抹茶を生産しており、海外市場でも高い評価を得ています。製品を取り扱う店舗は6カ所展開しており、数多くのコンクールで受賞歴も持っています。さらに、国のスマート農業の実証プロジェクトにも取り組むなど、農業技術の向上にも力を注いでいます。
今回、株式会社immueは和香園のブランド戦略を受託し、「ふるさとの魅力をデジタルで発信する」という企業理念のもと、鹿児島茶の価値を国内外へ伝える取り組みをスタートしました。設立からの2年足らずの間に、ウェブマーケティング事業に特化して、多くの地域でのふるさと納税事業の支援を行ってきた当社は、今回のプロジェクトでもその実力を発揮することでしょう。
和香園のブランディングの一環として、ECサイトでの販売拡大を通じた国内での認知度向上に加え、海外市場における日本茶の需要を促進させる狙いがあります。特に、世界的な健康志向と文化的な背景を持つ日本茶を広めることが重要です。この取り組みを通じて、日本の文化を世界に広めつつ、鹿児島茶の収益性を向上させ、地域に貢献していくことを目指しています。
今後和香園がどのような進展を見せ、鹿児島茶がどのように世界に受け入れられていくのか、注目が集まります。日本の宝とも言える茶文化のさらなる発展に期待が寄せられます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社イミュー
- 住所
- 東京都品川区西五反田3丁目15−8 Biz-Field目黒 3F
- 電話番号
-
03-6823-4702