和牛の美味しさを科学で解明するaiwellの取り組み
東京科学大学から生まれたバイオテックベンチャー、aiwellが、和牛の美味しさを科学の力で解き明かそうとしています。aiwell株式会社(本社:東京都港区)は、愛媛県にある精肉店、喜多八食肉店とのコラボレーションにより、複数の和牛ブランドに関する肉質の比較調査を実施しました。この調査では、特に「愛媛あかね和牛」と「花乃牛」の特長が科学的に明らかになったのです。
解析の背景と目的
ここ数年、日本の和牛市場では、高まる健康志向から赤身肉の需要が増加しています。従来の霜降り肉に対する評価が見直され、赤身肉ならではの旨みやヘルシーさを求める消費者の声が大きくなってきました。このプロジェクトでは、aiwellが持つ独自のプロテオミクス解析技術を活用し、喜多八食肉店が厳選した牛肉の科学的な特性を明らかにすることを目的としています。
主な解析結果
解析の結果、特に注目すべきは「愛媛あかね和牛」と「花乃牛」の以下の点です。
1.
旨み成分の生成が確認された
解析によると、旨み成分の一種であるアスパラギン酸を生成する酵素「Aspartoacylase(ASPA)」が高い水準で検出されました。これは、これらの和牛が豊かな旨みを持つ要因であることを示唆しています。
2.
胃もたれしにくい肉質
解析により、これらの和牛が適切に熟成が進行していることが確認されました。これによって、消化が良く、胃もたれしにくい肉質である可能性が示されています。
3.
やわらかさの証拠
筋肉が持つやわらかさを示す指標である「WBSF」の検査でも、これらの和牛が物理的に柔らかいことが確認されました。
4.
新たな食味関連タンパク質の発見
その他の肉質に影響を与える可能性のある新たなタンパク質の候補も特定され、今後のさらなる研究が期待されます。
今後の展望
今回の調査結果をもとに、aiwellは消費者が「自分に合った最高の肉」を選べる指標の構築を目指します。熟成の最適化を進め、ブランドごとの個性を明確化し、多様な肉の解析を進めることで、食肉市場に新たな評価基準を提供することを目指しています。
aiwell株式会社について
aiwellは、東京科学大学発のディープテック・バイオベンチャーです。独自のタンパク質解析技術を基盤に、健康状態や疾病リスクの兆候を可視化しています。地域の食肉を科学的に評価し、消費者に向けたわかりやすいブランド化を支援する取り組みを行っています。
【会社概要】
会社名:aiwell株式会社
所在地:東京都港区芝大門1丁目2−14
設立:2018年1月23日
代表者:馬渕 浩幸
HP:
aiwell公式サイト
【お問い合わせ】
aiwell株式会社
E-mail:
[email protected]
喜多八食肉店
担当者:北須賀智大
メールアドレス:
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