駅空間をアートで彩る新プロジェクト始動
西武鉄道株式会社と株式会社NOMALが共同で進める新たなアートプロジェクトが発表されました。これは「はじまりはBLUEから」と題された取り組みで、駅を通じて地域や文化とのつながりを深めることを目指しています。アートの力を借りて、通勤や通学の場に新たな魅力を加えることが狙いです。
プロジェクトの目的
このプロジェクトは、地元の特徴を生かしたアートを通じて、地域社会への愛着を育むことを目指しています。西武グループは「住みたいまち・訪れたいまちづくり」という長期戦略の一環として、様々な人々を惹きつけるまちづくりに取り組んでいます。一方、NOMAL ART COMPANYはアートを融合させた新たな価値を提供し、アートと日常生活を繋げるシーン作りに力を入れています。
キーカラー「BLUE」の意味
プロジェクトのキーカラーとして選ばれた「青(BLUE)」は、創造性や可能性の象徴です。この色は、青い薔薇や青色LED、藍染の文化など、今まで不可能を可能にしてきた色でもあります。今回の取り組みでは「ポテンシャルブルー」と名付けられ、このBLUEを中心にアート作品が展開される予定です。
対象駅と制作期間
2024年11月中旬から12月末にかけて、新桜台駅、武蔵藤沢駅、航空公園駅の3駅で壁画アートが制作されます。各駅はそれぞれの地域特性を生かしたコンセプトのもと、アーティストによる壁画が描かれ、通勤や通学をする人々がアートの制作過程を楽しむことができるようになります。
- - 新桜台駅(東京都練馬区) には、文化的イメージを反映したアートが描かれます。駅のコンコースがアートスペースに変わる予定です。
- - 武蔵藤沢駅(埼玉県入間市) では、周囲の日常生活をテーマにした作品が展示され、新たな視点から地域の魅力を体感させます。
- - 航空公園駅(埼玉県所沢市) では、航空機にまつわる歴史や公園でのアクティビティを表現したアート作品が用意されています。
アーティストの紹介
プロジェクトでは、個性的なアーティストたちが参加します。新桜台駅ではカラフルな色彩が特徴のイフクカズヒコや、オーストラリア出身のアレサが作品を手掛けます。武蔵藤沢駅では、文化の継承を推進するOZと髙橋洋平がそれぞれのスタイルで表現を行います。航空公園駅は、大阪を拠点に活動するWHOLE9と、独自のスタイルを持つunomoriが担当します。彼らの作品がどのように駅を彩り、地域の魅力を引き出していくか楽しみです。
まとめ
アートが駅空間に与える影響は計り知れません。「はじまりはBLUEから」プロジェクトを通じて、地域の文化や絆が深まることを期待しています。駅を利用する皆さんがアートの力を体感し、日常に彩りを加えることで、より多くの人々が「自分の街」を愛するようになることでしょう。
製作過程の様子もぜひ、駅を訪れる際にご覧ください。アートの誕生を共に楽しみましょう!