ワオ高校の哲学カフェが提案する思索の場
岡山県岡山市にある学校法人ワオ未来学園ワオ高等学校は、「哲学で未来を変える通信制高校」を掲げており、2021年4月に開校しました。ワオ高校は、全国からの仲間とつながりながら、対話を重ね、哲学を学ぶことができる場を提供しています。その中でも注目したいのが「哲学カフェ」です。
哲学カフェの概要と目的
ワオ高校の哲学カフェは、教師と生徒の壁を取り払い、誰もが自由に議論できる場を設けています。毎週金曜日の夕方、オンラインで実施されるこのカフェでは、新聞記事やニュースをテーマに選び、哲学者の思考を参考にしながら討論を行います。これにより、生徒たちはニュースの本質を深く探求し、新しい視点を得ることができます。
秋の新テーマ発表
2024年の秋に向けて、ワオ高校は9月から12月までの期間に行う10大テーマを発表しました。「人間とはなにか?」を通期テーマに掲げ、各回でさまざまな視点からの議論が展開されます。このテーマは、ドイツの哲学者イマヌエル・カントが生涯を通じて問うていた根源的な問いの一つであり、哲学の世界でも広く知られています。そのため、生徒たちは各々の気づきを得ることで自分自身を深め、思考力を養うことが期待されます。
参加の魅力と醍醐味
哲学カフェでは、参加者が「耳だけ参加」でも受け入れています。何かを考えたり、参加者からの意見を聴くことで、新たな視点を得ることができる場となっています。このリラックスした環境の中で、他者の意見を聴くことで、自分の考えをあらためて振り返る機会にもなります。このように、哲学カフェでは、ただ聴くだけでも新しい「ワオ!」という気づきを得ることができるのです。
ワオ高校の教育理念
ワオ高校の教育理念は、豊かな教養を身につけ、自らの幸福を追求し、社会に貢献する人を育てることです。このような学びを通じて、生徒たちが社会で活躍する力を養うことを目指しています。哲学の学びは、今の時代において特に重要です。多様な価値観と変化の激しい現代社会の中で、柔軟な発想を持つことが求められています。
確かなサポート体制
また、ワオ高校はオンラインとリアルの両方を活用した学びを提供しており、全国どこからでもアクセス可能なバーチャルキャンパスを運営しています。さらに、岡山、東京、大阪のキャンパスでは通学コースもあり、個々のニーズに応じたサポート体制が整っています。哲学カフェを通じて、対話や思考を深めることが、学びの新たな可能性を広げることでしょう。
今秋、新しい気づきが生まれる哲学カフェに、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。自らの思考を深めるきっかけとなるかもしれません。