葛飾区の「たわし動画」がTikTokアワードにノミネート
2024年12月5日、TikTok Japanが主催する「TikTok Awards Japan 2024」では、葛飾区の公式TikTokアカウントから公開された『たわし動画』が「Public Sector of the Year」のノミネート作品に選ばれたことが発表されました。この動画は、再生回数が240万回を超えるという驚異的な人気を誇り、地域の魅力を広める一助となっています。
ノミネートの背景
ノミネート発表にあたって、11月27日には「ThinkTalk Day 2024」が開催され、ショートムービー活用に関する基調講演やパネルディスカッションが行われました。このイベントでは、葛飾区広報課の坂井さんが自治体の取り組みを紹介。彼は「地元の当たり前が、実は特異な魅力であることがある」と述べ、地域情報のマイニング(採掘)広報の重要性を訴えました。約500名が集まった会場で、彼の言葉は多くの参加者に響いたことでしょう。
そして、パネルディスカッションには人気ショート動画クリエイター「あああつし。」さんも参加。これにより、若者への情報発信の方法や効果についても熱い議論が交わされました。
「たわし動画」の特長
葛飾区の公式TikTokは、昨年6月にアカウントを開設し、多様なコンテンツを投稿しています。その中で、特に注目されているのが「たわし動画」です。この動画では、葛飾区の伝統的な工芸品である棕櫚(しゅろ)たわしの製作過程をASMR風に紹介。視覚と聴覚の両方に訴える工夫がされており、快適な作業音が心地よく伝わってきます。このような工夫が功を奏し、再生回数が240万回を超える記録を樹立しました。
この動画は国内のみならず、海外でも視聴されており、葛飾区の魅力を広め、再発見する役割を果たしています。ユニークなアプローチで若者に興味を持たせるために、TikTokというプラットフォームを有効に活用しています。
今後の展望
葛飾区では、来年度からシティプロモーション担当の人材を新たに採用する予定です。この担当者は民間での実務経験がある方を想定しており、今後ますますプロモーション活動を強化していく方針です。また、区公式TikTokでは、職員自らが動画を作成し、広報活動を行うことが計画されています。これにより、さらなる地域の魅力発信が期待されています。
採用に関する情報は葛飾区の公式ホームページに掲載されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
葛飾区公式HP
今後も、葛飾区の取り組みや動画の展開から目が離せません。