北海道大学発のスタートアップ支援プラットフォーム
国立大学法人北海道大学を中心に、スタートアップ創出を目指す「北海道未来創造スタートアップ育成相互支援ネットワーク(HSFC)」が、新たに経営人材(CXO候補)のデータベース構築事業を始動します。この取り組みは、パーソルテンプスタッフ株式会社が担当し、2026年1月30日から実施される予定です。
背景と地域課題の解決
最近、企業や地域社会においてスタートアップやイノベーションの重要性が増しています。過去10年間で大学発のベンチャーが約3倍に伸びていることからも、その勢いが伺えます。しかし、海外と比較した場合、成長性や人材面での課題が残っているのも事実です。経済産業省や国立研究開発法人科学技術振興機構は、スタートアップの持続的な成長を支援するため、ネットワークを構築し、人材育成に注力しています。
北海道地域では、毎年30~40社の大学発のスタートアップが誕生し、地域の大学や高専が創業支援に努力しています。しかし、人材不足が共通の課題となっており、特に経営人材が必要とされています。また、事業化を促進するためにも研究シーズの発掘やGAPファンドの申請支援、アントレプレナーシップ教育の充実が求められています。
確固たる人材データベースの構築
HSFCによって構築されるデータベースは、高度なスキルを持つ経営候補者を全国から集め、スタートアップのニーズに適合する人材とのマッチングを進めます。道外の出身者や移住希望者を含む多様な人材コミュニティの形成が重要です。この取り組みはスタートアップの事業成長を支える人材確保を目指し、道内外の人材をつなげる役割を果たします。
事業の具体的な進行
このデータベース構築は、パーソルグループのプロフェッショナル人材副業プラットフォーム「HiPro Direct」を利用して進められ、多様な経験を持つ人々を取り込みます。また、研究者からのヒアリングを通じて、事業化における人材要件を明確にし、適切なマッチングを行います。これにより、持続可能な仕組みが構築される予定です。
契約支援や就業後のフォローも継続的に行い、地域との密接な関係を築くことを目指します。また、今後はプロモーションやネットワーキングイベントを開催し、経営人材のコミュニティ形成を促進していく予定です。
将来への展望
2025年度にはデータベースの整備を完了させ、さらに地域に密着した人材集客を強化します。その後、地域との連携を深め、自走化を進める計画です。これにより、スタートアップに必要不可欠な経営人材の確保と地域の経済的活性化が期待されます。
北海道未来創造スタートアップ育成ネットワークの動きは、地域経済と大学が連携し、新たな価値を創出する重要なステップとなります。地域のスタートアップ支援が加速することで、新たな雇用の創出や地域活性化が実現されることに期待が寄せられています。